こんにちは、雨が続いて憂鬱な気持ちになっている療法士活性化委員会委員長の大塚です。
今日は肩甲骨の触診を行ってみましょう。ポイントは1、イメージ、2、ランドマーク、3、確認です。
肩甲骨のイメージ
肩甲骨はおおよそ手のひらと同じ大きさの骨で逆三角形の形をしています。肩甲骨の関節面上で見るよY字の形をしており肩甲棘を境に上1/3は前方に傾斜しています。解剖学的には脊柱の棘突起から4横指の位置に内側縁があるとされています。
肩甲骨は鎖骨と肩鎖関節、上腕骨と肩甲上腕関節を作り、さらに機能的な関節として胸郭と肩甲胸郭関節を作ります。
肩甲骨は上肢の運動の土台となるため、肩甲骨の安定性が上肢の運動の基礎となります。
肩甲骨に付着する筋
肩甲骨に起始する筋
- 棘下筋
- 棘上筋
- 肩甲下筋
- 肩甲舌骨筋
- 広背筋
- 三角筋
- 小円筋
- 上腕三頭筋(長頭)
- 上腕二頭筋(短頭)
- 上腕二頭筋(長頭)
- 大円筋
- 烏口腕筋
肩甲骨に停止する筋
- 肩甲挙筋
- 小胸筋
- 小菱形筋
- 前鋸筋
- 僧帽筋
- 大菱形筋
など多数あり、肩甲骨の動きは全身の運動性に関与してます。
肩甲骨の触診
肩甲胸郭関節へのアプローチ
動作の中では
寝返り、起き上がり、立ち上がり、歩行などすべての動作で肩甲骨の動きが必要になります。動作分析で肩甲骨の動きがよくないなと思ったら肩甲骨の可動性を検査してアプローチしてみましょう。
その他の影響
肩甲骨は鎖骨を介して体幹と連結しています。胸鎖関節、肩鎖関節の可動性も評価してみましょう。
また小胸筋、菱形筋、前鋸筋、僧帽筋なども肩甲骨の安定性に寄与するので評価してみてください。
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