体幹の効果的な使い方|起き上がりに活かすための重要ポイント4選[療法士に必要なセルフエクササイズの考え方~その106~]

こんにちは! モーションアナライシスコース講師の吉田頌平です。

上肢・下肢の機能を最大限に発揮し、より少ない力で効率よく起き上がるための体幹の動きは、利用者さんの離床を進めてADL自立レベルをめざす療法士にとって見逃せない評価ポイントであるといえます。……しかし、起き上がり動作時の体幹の動きをみるためには少し視点が必要です!

この記事では、起き上がり動作時の体幹の機能と動き方のポイント、評価する際のポイントまで、まるっと解説いたします。

起き上がり時の体幹の動きとは?

今回は、体幹の動きを4つの段階にわけ
体幹になにが起こっているのかみていきましょう!

まずは、左上の1から見ていきます。

重心を、股関節へ移動する

on-elbowへ移行する際、まず頭部を起こして
重心を肩から股関節へ移動します。

具体的には、頸部・胸郭の側屈です。

 

上体を起こしやすくする準備へ

1の段階から少しすすんで、
下肢がベッドサイドへ下ろした場面です。

下になった股関節を支点に、
上体を起こしていく準備をしています。

このとき、腹部体幹で側屈+回旋する動きをつかって
両下肢をベッドサイドへ下ろし、

股関節にかかる重心を前へ移動します。

 

骨盤の動きとあわせてon-elbowへ

3の場面では、on-elbowへ移行しています。
1の段階とくらべて、だいぶ頭の位置が縦になってきましたね。

頸部の側屈、腹部体幹の側屈+回旋を活用して
重心を支持側股関節へと誘導しながら、

骨盤をベッド面に接地する方向へ動かしています。

このあたりから、骨盤の動きが目に見えて
大きく出てきます。

 

支持側股関節が起き上がり動作の中心になる

4の場面では、on-elbowからon-handへ移行しています。

 

両股関節をベッド面に接地し
座位に近い姿勢となり、

徐々に腹部体幹・胸郭の側屈+回旋のうごきは
小さくなってきています。

 

同時に、
3の段階までは、骨盤は縦に近い状態でしたが
4では、水平に近づいてきてますね。

具体的には、支持側股関節へ側屈する動きが
腹部体幹に加わっています。

つまり、この段階での腹部体幹は
「上体を起こす」だけでなく、
「骨盤を水平に近づける」動きも
同時に行なっているんです。

 

まとめ

今回は起き上がり動作を4つのフェーズに分け、
体幹の動きを分析してきました。

頸部や胸郭、腹部体幹において
側屈+回旋の動きが加わることで、

上肢や股関節を効果的に活用し、
骨盤を円滑に動かせるようになります。

片麻痺やギプス固定、スリング固定など、
なにかの理由で身体の一方が十分に動かしにくい方では
体幹の側屈・回旋の動きを滑らかにおこなえず、
起き上がりに苦労されるケースがよくあります。

支持側となる上肢や股関節はしっかり動かせるのに
on-elbow ~ on-handの動きが大変そうであれば、
体幹の動きを見てみてくださいね!

 

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療法士活性化委員会 認定講師 吉田 頌平

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