こんにちは!
患者さん・利用者さんの問題点を一緒にさがす!を基本にしている加藤です。
さて、いいリハビリを提供するには、治療技術を学ぶが必要と思われがちですが、まず基本的な運度学を学ぶことでより効果的になります、具体的には各関節が運動学上ではどのように動くのか?を把握しておくことが大切です。これが最も役に立つのが『ROMex』です。
そこで今回注目したいのが、臨床で腰痛・膝と同じくらい介入頻度が高い肩関節です。
この肩関節の運動学を基本としたROMexをまとめて行きましょう!
目次
肩関節の動き
肩甲骨の動き
誘導する方向
まとめ
肩関節の動き
肩関節のROMexで押さえておきたいポイントの1つが肩甲上腕リズムです。
肩関節屈曲60°〜、外転30°〜
肩甲骨が上腕骨に対して1:2で動き始めるリズムのことを肩甲上腕リズムとあります。肩関節の疾患を抱えているまたは、可動域制限がある方はこのリズムが崩れていることが多くみられます。
肩関節のROMexをするときにはこの肩甲上腕リズムを誘導しながら実施することが必要です。
肩甲骨の動き
では、肩甲骨をどのような誘導していけばいいのでしょう?
答えは肩甲胸郭関節がどのような動きをしているのかです。
教科書では上方回旋とありますが、その上方回旋はどのように動くのでしょう?
ここでポイントとなるのが胸郭の形です。
上記のような写真では肩甲骨が上方回旋するときは直線的なイメージとなります。
しかし今度の写真で胸郭を確認すると前方へ半円を描くようになっています。この胸郭を上を肩甲骨は滑走するので、上方回旋は前方に移動しながら上方回旋していきます。
誘導する方向
以上の2点を考慮して肩関節のROMexを実施するときは
・60°以上で肩甲骨は上方回旋に誘導する
・上方回旋は3Dでイメージし、胸郭に沿って前方に誘導していく
が肩関節ROMexのポイントとなります。
まとめ
どうだったでしょう?介入に入る前に運動学を学ぶと、それだけでも効果的なリハビリをご提供することができるようになります。
そのためには、肩甲上腕リズムがどうなっているのか?を評価することが必要です。
ぜひ、肩甲上腕リズムの評価を実施し、介入につなげてみてください。
療法士活性化委員会では、この評価・解釈を学べる場を用意しております。
Assessmentコースでは骨盤、脊柱、股関節、膝関節、足部、肩関節、呼吸・嚥下の評価・解釈・介入方法をお伝えしております。
この流れで受講していただくことで全身を短時間で評価することが可能となります。
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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳
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