大切だけど忘れがちな血液の循環について勉強してみた

血液の循環について勉強してみた

こんにちは、療法士活性化委員会の大塚です。

理学療法士大塚久

リハビリのリスク管理として検査データみて

  • 白血球の値だとか
  • アルブミンの値で負荷量決めたりとか
  • 腎臓に疾患があると水分摂取料が制限されてるとか
  • 心不全があると下肢がむくむとか
  • 左心不全で起座呼吸があるとか

正直大切だけどめんどくさいしよくわからないってことないですか?
そこで今回はまず基本となる血液循環についてお伝えしていきます。

血液循環は2種類

血液循環には

  • 肺循環:肺でガス交換をする循環。右心室→肺→左心房
  • 体循環:栄養を全身に送り、老廃物を回収してくる循環。左心室→各臓器→右心房

があります。

  • 酸素を多く含む血液を動脈血
  • 酸素が少ない血液を静脈血

  • 心臓から出る血管を動脈
  • 心臓に戻る血管を静脈

といいます。

なので肺循環では動脈の中を静脈血が流れ、静脈の中を動脈血が流れます。

血液からみる循環

この部分で大切になるのは基本的に動脈血は酸素と栄養を運び、静脈血は二酸化炭素と老廃物を運びます。酸素は肺から取り入れられ、循環します。栄養は胃・小腸・大腸で取り入れられ、一時保管庫である肝臓に送ります。この肝臓に送る血液が門脈です。

正直リハビリにどう関係するかわからないと感じていませんか?

そもそも筋肉を動かすには酸素が必要です。

筋トレを行っていてもその筋肉の材料となるタンパク質がないと筋肉は痩せてしまいます。

例えば

  • 心不全が既往歴にある場合、酸素の運搬能はどうでしょうか?
  • 腎臓に問題がある場合、体の水分調節や老廃物の除去はできているでしょうか?
  • 肝臓に問題がある場合、エネルギーの貯蔵はどうでしょうか?

そもそも体が回復するために血液循環は重要な役割を担っています。各臓器の役割と合わせて確認してみましょう。

血管からみる循環

心臓を出た動脈は枝分かれして各臓器や皮膚、筋肉を含めた軟部組織に分布していきます。動脈は最後に終動脈となり毛細血管と繋がり静脈へと変わります。この終動脈は他の動脈と吻合がない動脈で終動脈が閉塞するとその先は壊死します。

終動脈は脳の灰白質、肝臓、脾臓、腎臓、甲状腺にみられます。

特にリハビリでは各筋肉や脳への血流を理解するために大動脈弓からの分枝や総腸骨動脈からの分枝は頭に入れておきましょう!

まとめ

血液の循環について勉強してみた

  1. そもそも体が回復するために血液は必須。
  2. 血液の循環と各臓器の役割を理解することで生命維持のシステムが理解できる
  3. 動脈の経路を理解することで各臓器への栄養血管を理解できる

血液循環は正直リハビリに直接必要?って思いがちですが、そもそも体が治るためには血液循環が絶対的に必要になります。まずは基礎的な部分から頭に入れてみるようにしましょう。

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