毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
臨床実習がだいぶ変わってきています
ざっくりと説明すると
- ケースを持たない
- ケールレポート、デイリーノートを作らない
その状態で、学校側から依頼された内容を行うのがクリニカル・クラークシップかと思います。
クリニカルクラークシップの目的は
即戦力になる人材を育成する
ことです。
従来の実習と比較して、過剰な課題を制限することによって精神的な負担の軽減や、睡眠不足によるリスクの増加を減らすためにもいいと思います。
ただ、即戦力になる人材とはどういった人のことでしょうか?
ROMexができたり、バランス能力ガ評価できるだけでは即戦力になる人材ではありません。
そもそも評価・介入をするための目的を忘れないようにしましょう。
その目的は「対象者のため」です。
ここを学生もバイザーも意識していくことが必要になります。
具体的にどうしていくか?
学生側
実習前課題(オスキーなど)
技術的な部分ももちろん大事ですがそれ以上に対象者への配慮を意識して評価します。
人を対象にするための最低限の配慮は何かを考えてみましょう。
バイザー側
「療法士って楽しい」って思ってもらえるような関わりが大事だと思います。
その方法として
1週間で42時間の中でどうやって対象者に関わるかを考えるためにその日の振り返りを作成してもらう。→返ってからの課題ではなくその日の最後1時間ぐらいで書いてもらう。
そして関わった対象者にどんな生活をしてもらいたいかを挙げてもらう。そのためにどんな機能や能力が必要かを考えてもらう。
楽しいなと思ってもらうためにどうするか?
「ありがとう」って言ってもらえる体験をしてもらう。
例えば
- シーティングを一緒にやってもらう
- 自主トレを考えて一緒にやる
など対象者と関わることで「ありがとう」と言われる体験をしてもらいましょう。
まとめ
クリニカルクラークシップになってからどうすればいいか?
- 人と関わる上での最低限の配慮に気をつける
- 一日の振り返りの時間を時間内にとり目的を共有する
- ありがとうと言われる体験をしてもらう
限られた時間の中でできることをより効率的にするために目的を忘れないようにしましょう!
オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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