毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
自分が認知症になったら?と考えたことありますか?
もし自分が認知症になったらどんなケアをしてもらいたいでしょうか?
- 優しくしてもらいたい
- 自分がやりたいようにやらせてほしい
- 助けてほしい
- など色々あると思います。
自分のこだわりを記録しておく
私の知っている先生は2年に一回自分のこだわりをノートに書いてあるそうです。そして自分が認知症になったらそのノートをもとにケアをしてほしいと伝えています。
皆さんにもこだわりがあると思います、そしてそのこだわりを理解してもらえない、こだわれないとストレスになります。
そしてそのストレスが溜まるとイライラしたり、感情的になったりします。それが不穏と言われる状態です。
「こだわり」に寄り添う
この認知症の方の「こだわり」によりそってみましょう。
誰しも自分がこだわっている物と一緒に過ごしています。その人のこだわり、やりたいこと、習慣をケアする側が把握していることが大切になります。
例えば
朝お風呂に入るのがこだわりだったら入浴時間は朝にしたほうがいいのかもしれません。
トイレは必ずウォシュレットを使っている人だったら必ずウォシュレットを使った方がいいかもしれません。
朝ウォーキングするのがこだわりだったらリハビリの時間を朝にするのもいいかもしれません。
「こだわり」を知る
対象者や家族から生活歴を聞き、こだわりを把握するようにしましょう。そしてポイントになるのが「一回で聞けると思わない」ことです。
おそらく対象となるのは70〜80歳代の方が多いと思います。その方の70年のこだわりを一回で聞き取れるとは思わないようにしてください。
時間が限られているのはわかります。限られているからこそ、一回で決めつけずに何回も聴取し、生活状況を見てその方が笑顔になる関わり、生活習慣、こだわりを見つけてみましょう。
まとめ
もしあなたが認知症になったら?
- 自分だったらどんなケアをしてもらいたいか考えてみる
- こだわりを記録しておく
- 生活歴、生活習慣からこだわりを見つけていく
いちばん大事なのは「認知症だからこういう関わりをする」ではなく、人としてどう関わるかを考えることです。自分だったらどう関わってもらいたいかをあわせて考えてみましょう。
オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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