こんにちは、療法士活性化委員会の大塚です。
前回は感覚情報の符号化についてお伝えしました。
>>>脳について 〜感覚情報〜
今回は視覚の基本的な部分についてお伝えします。
視覚の役割
視覚の役割は
- 止まっている物をみる
- 横方向の動きを見る
- 前後方向の動きを見る
- 明暗を感じる
- 眼球を動かす
- 距離を測定する
- 情報をとり入れる
- 目と手の協調性
といった役割があります。実はかなり多くの仕事をしてくれていて、バランスを規定する要素の一つになっており、視覚機能が体の動きに影響します。
視覚の情報はどうやって脳に到達するか?
視覚情報は光です。光は網膜から入り、視細胞(桿体、錐体)などを通り、視交叉し、視床の外側膝状態を通り、大脳皮質の一次視覚野に入ります。そこから背側路と腹側路に分かれていきます。
視細胞では
- 桿体:明暗
- 錐体:色彩
を感じています。特に中心視は錐体細胞が多く、周辺視は桿体細胞が多いとされています。
視交叉は全ての視神経が交差するのではなく、入ってくる情報の内側だけ交差します。右目の右半分に写っている情報は左目の右半分と同じ像が写っています。要は右目の外側と左目の内側の情報は同じものを見ているので片方は視交叉して同じ部位で認識するようにしています。
一次視覚野では光として入力された情報が
- 眼球優位円柱
- 方位円柱
- 運動方向円柱
- 色感受性円柱
などの様々な細胞でどのくらいの強さで、どの方向から、どの角度で、どんな色でといった分析をし、背側路と腹側路へ送ります。
背側路は運動の知覚、腹側路は対象物の認知を行っています。
視覚にはその他の経路もあり、見えている情報ではない情報を伝達する経路もあります。その経路は主に前庭と連絡しており、姿勢制御に関わるとされています。
まとめ
脳について 〜視覚について〜
- 視覚には様々な役割があり、バランスを規定する要素として重要
- 視覚は視交叉を通り、一次視覚野で情報が分析され、運動の知覚、物体の認知などを行う
- 見えていない情報を伝達する経路もあり、姿勢制御に関係する
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