毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
本日は靴を選ぶポイントについてお伝えします。
みなさんは病院や介護施設で、どんな靴を選べば良いのか聞かれたことはありませんか?
安易に靴を薦めてしまうと、その方の歩行を障害させてしまう可能性があるので、靴の選び方は慎重に行うようにしましょう。
靴の構造とは?
靴の構造には、アッパー、シューレス、ミッドソール、アウトソール、ヒールカウンターなどがあります。
その中でも特に注目していただきたいのがヒールカウンターです。これは踵を包み込むように硬い素材で出来ているものです。ヒールカウンターは後足部の過度な動きを抑制するもので、過回内・過回外に関わらず、踵まわりの安定した靴を選ぶことがポイントです。
ロッカーファンクションにおけるヒールロッカーでは、距骨下関節が回内外を繰り返すことでバランスを取っています。このバランスを取るためには、踵がある程度安定していなければいけません。
そのため、踵が安定するようヒールカウンターのしっかりついている靴を選んでおすすめして欲しいと思います。
靴の選び方は?
選ぶときのポイントは、靴の踵部分を後ろから持ち、潰すように押してみてください。その時に硬さがあるかどうかをみてみましょう。
もともとヒールカウンターがしっかりついていない靴や使い古した靴の場合は、硬さがなく簡単に潰れてしまいます。
踵部分の安定した靴は、履くのに時間がかかるので嫌がる方も多いです。しかし一度履いて安定性を感じてもらうと、その良さが伝わると思いますので、是非一度試してみてください。
まとめ
靴を選ぶポイント
1. ロッカーファンクションにおけるヒールロッカーでは、距骨下関節が回内外を繰り返すことでバランスを取っているため、踵がある程度安定していなければいけない。
2. ヒールカウンターがしっかりとついている靴を選ぶ。
3. ヒールカウンターの有無は、靴の踵部分を後ろから持ち、潰すように押したときに硬さがあるかどうかをみる。
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