1日何歩歩けばいいのか?from リハコヤ

1日何歩歩けばいいのか?

毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。

 

本日は1日何歩歩けばいいのかについてお伝えしていきます。

 

前回、骨粗鬆症に対してどのように歩けば効果的なのかをお話ししました。

骨粗鬆症についてfrom リハコヤ

前回の話にも出てきた、中之条研究をもとに話を進めていきます。

 

 

大股で早歩きをする理由は?

 

高齢者に限らず若い頃から大股で早く歩くことで疾患のリスクを減らせるということがわかってきています。

なぜ大股で早く歩く必要があるのかというと、中之条研究では、毎日10000歩歩いているにも関わらず、骨粗鬆症になり骨折をしてしまった女性がいました。その女性は旅館の女将で、着物を着ているためいつもすり足歩行でした。すり足だったため、骨への刺激があまりない状態でした。その状態では毎日10000歩歩いていても、骨粗鬆症のリスクは高くなるということです。

そのため、大股で早歩きをすることで、イニシャルコンタクトがしっかり出て骨への刺激が入るようになります。

 

 

1日何歩あるけばいいのか?

 

では、1日何歩歩くことで骨粗鬆症の予防になるのでしょうか?また、大股で早く歩くのは1日に何分くらいやればいいのでしょうか?

その基準が中之条研究のデータによって定まってきました。

骨粗鬆症の場合は、1日7000歩、15分以上大股・早歩きで歩くことによって有病率が下がります。

 

何を予防したいのかによって、1日何歩歩けばいいのか、大股・早歩きを何分歩けばいいのかは変わってきます。全体的なデータで言うと1日8000歩、大股早歩き20分することで有病率は一気に下がると言われています。

 

 

 

早歩きとは?

 

ここで言う早歩きは、その人によって変わります。ボルグスケールで11〜13が目安です。話はできるけど少しきついかなと感じる程度です。これを目安に運動を指導してみてください。

 

 

まとめ

 

1日何歩歩けばいいのか?

1. 大股で早歩きで歩くことで、イニシャルコンタクトが出て骨への刺激がしっかり入るため骨粗鬆症の予防になる。

2. 何を予防したいのかによって歩数や大股早歩きの時間は変化するが、骨粗鬆症の予防には1日7000歩、大股早歩き15分以上で有病率が下がると言われている。

3. ボルグスケール11〜13程度の早歩きが望ましい。

 

 

オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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