アルツハイマー型認知症のアプローチの注意点 from リハコヤ

アルツハイマー型認知症での注意点 from リハコヤ

毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。

 

本日はアルツハイマー型認知症についてお伝えします。

 

認知症をお持ちの方を介入する際、認知機能にばかり注目していませんか?

アルツハイマー型認知症の場合、身体機能に対してアプローチすることもすごく重要です。

 

 

アルツハイマー型認知症の障害部位は?

 

アルツハイマー型認知症は、側頭葉→前頭葉→頭頂葉→後頭葉の順に障害されていきます。

そのため、運動野は障害されにくいのですが、身体機能を落とさないようにするために重要な点があります。

 

 

アルツハイマー型認知症の方の身体機能を維持するために重要なこととは?

 

アルツハイマー型認知症の方の身体機能を維持するために重要なことは、バランスです。アルツハイマー型認知症が重度になればなるほど、バランスや歩行能力が障害されます。

先ほど、アルツハイマー型認知症は海馬がある側頭葉から障害されるとお伝えしましたが、その海馬は記憶だけでなく空間認知や方向感覚においても重要な役割を果たしています。そのため、アルツハイマー型認知症の方は初期からバランス障害を引き起こす可能性があります。

 

そのため、アルツハイマー型認知症をお持ちの方を介入する際は、身体機能に対してアプローチを行い、身体機能を落とさないようにします。さらに、手すりなどを使用し、転倒予防をすることも重要です。

 

今回参考にした研究はこちらです。↓

https://www.tsukuba.ac.jp/journal/pdf/p20220823150000.pdf?fbclid=IwY2xjawG1cHRleHRuA2FlbQIxMAABHUuHaewqD_18nexzczOe8rPK1VPug9dTczW77Acr5oqxF9jGsNAwoyCg0Q_aem_9-RWPOaq6ePmX3hV8GCNdg

 

ぜひ臨床に活かしてみてください。

 

 

まとめ

 

アルツハイマー型認知症での注意点

1. アルツハイマー型認知症は、側頭葉→前頭葉→頭頂葉→後頭葉の順に障害される。

2. アルツハイマー型認知症は、運動野は障害されにくいが、記憶だけでなく空間認知や方向感覚にも関わる海馬が障害されるため、初期からバランス能力が低下する。

3.アルツハイマー型認知症をお持ちの方を介入する際には、身体機能訓練だけでなく、バランス能力に着目した環境設定も行う。

 

 

オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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