毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
本日は、麻痺側に荷重をかける方法についてお伝えしていきます。
みなさんは、臨床で麻痺側に荷重をかける練習をどのように行っていますか?
よく利用される方法は、ミラーセラピーと言って、鏡を見ながら自分の姿勢がまっすぐかどうか確認してもらう、鏡を見ながら姿勢を戻してもらう、というような方法です。
このミラーセラピーはエビデンスが出ていますが、デメリットもあります。
そのデメリットとは、鏡を利用して姿勢を修正するため、鏡がないと姿勢が修正できなくなってしまう点です。
そうならないためには運動学習を促すことが重要です。
運動学習の方法として、アウトプットしてもらうと良いでしょう。姿勢がまっすぐの状態を取り、その状態でその人が今どんな感覚でいるのかを聞きます。
アウトプットしてもらうことで、その人がわかりやすい表現や感覚で伝えることができます。
では、歩行時の荷重訓練はどのように行えば良いでしょうか?
歩行時の荷重訓練は、麻痺側を中心に円を描くように回ってもらいます。
つまり、右麻痺の場合は右足が内側になるように時計回り、左麻痺の場合は左足が内側になるように反時計回りに歩いてもらいます。
そうすることによって、強制的に麻痺側に荷重をかけることができます。
ぜひ臨床に生かしてみてください。
まとめ
麻痺側に荷重をかける方法
1. 一般的な荷重練習の方法としてミラーセラピーがあるが、鏡がないと姿勢を修正できなくなるというデメリットがある。
2. 姿勢がまっすぐの状態での感覚をアウトプットしてもらい、運動学習を促す。
3. 歩行時の荷重練習は、麻痺側を中心に円を描くように歩くことで、強制的に麻痺側に荷重をかけることがで
オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
↓ ↓ ↓
リハビリで悩む療法士のためのオンラインコミュニティ「リハコヤ」









