みなさま、こんにちは!
Assessmentコースの講師の加藤です。
作業療法士の方はこのような悩みはないでしょうか?
手技を勉強し、臨床で実施していると
『OTのPT化だよね・・・』と言われる・・・
私も悩みました!
でも、手技を勉強していたからこそ作業療法に取り組めることが多くなるのです!
本日はそれを解説していきましょう!
そもそもなぜOTに手技が必要か?
作業療法士が手技を勉強することで、得られる情報があります。
それは動作の阻害因子を抽出することができるのです。
臨床では『仮説→検証→再評価』が大切と言われていますよね。
この検証作業によりその方の問題点の抽出がより明確にわかるようになります。
例えば、骨盤の前傾の阻害因子を評価した結果、腸腰筋の不全が仮説として上げられます。
では、骨盤前傾の阻害因子は本当に腸腰筋なのか?それを確かめるためには腸腰筋の不全を改善し、実際に動作をしてもらうことにより検証できますよね?
つまり、その検証作業に必要なのが手技なのです。検証作業がしっかりできることで問題点をより具体的に抽出できるようになるのです。
では、その手技をどう臨床で役立てるのか?
手技を勉強したことで、問題点がより明確化されます。
でもそこにOTだけでアプローチするとそれこそ『OTのPT化』となります。
ではどうするか?
私たちOTの周りには身体の専門家がいますよね?
そう!PTさんに身体のアプローチを依頼すればいいのです!
つまり、手技で抽出した問題点をPTさんに相談し、アプローチをしてもらうことで、OTは身体へのアプローチをしないですみます。
OTはそこから何をするのか?
身体的なアプローチはPTさんに依頼することで、OTは時間があきますよね?
そこで、OTとしての専門であるADL訓練やアクティビティに時間を割いて、その方が生活で利用できるように支援していくことが可能になります。
それこそがOTとしての役割ですし、チームアプローチとなるのです。
まとめると
OTが手技を勉強する
↓
問題点の抽出が具体的になる
↓
身体的な問題点をPTさんにアプローチ依頼す流
↓
OTは空いた時間に作業療法ができる
となるのです( ´∀`)
OTが手技を勉強するとOTとしてより輝けるようになりますよ!
療法士活性化委員会では、
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳