こんにちは! 今年は豆まきやらずに後悔している理学療法士の林です。
みなさんはリハビリでどんな筋トレを実施していますか?中殿筋はトレンデレンブルグ、デュシャンヌ、もしくは骨盤の側方動揺など、人によって問題となる点は様々です。たくさんあるやり方の中で他の人がどんなことを意識しているか、気になりませんか?
今回は療活の整形疾患担当・林が日頃から考えているポイントを紹介します。
リハビリの筋トレに欠かせないポイントを考えたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
- 中殿筋の筋力とは?
- 中殿筋を使うためには?
- 中殿筋の使い方は合っている?
- 結局は!
1、中殿筋の筋力とは?
・中殿筋の筋力を確認しよう!
中殿筋は側臥位で下肢を外転させます。
ポイントは下肢は軽度伸展位・骨盤は軽度前傾位とします。
なので、骨盤の挙上、股関節の軽度屈曲で行うと代償運動となります。
骨盤の挙上の時は「腰方形筋」「腹斜筋」
股関節の屈曲の時は「大腿筋膜張筋」「大腿直筋」
で代償している可能性があるので筋の伸張性を評価してみるのがオススメです!
2、中殿筋を使うためには?
・可動性・伸張性を評価しよう!
中殿筋は骨盤の動揺を抑えるポイントです。
そのため、そもそも骨盤や股関節が可動域があるのか?
中殿筋の伸張性はどうなのか?
を確認するとリハビリがスムーズになります。
骨盤の可動性を評価するには「Patrick test」
中殿筋の伸張性では「Ober test」
などがありますね!
3、中殿筋の使い方は合っている?
・動作を確認しよう!
トレンデレンブルグやデュシャンヌ、骨盤の側方動揺は立位でみられます。
確認方法は片脚立位をやってもらってください。
もしできない!という時は膝立ち位や座位でやってみてくださいね。
立位→膝立ち位→座位で実施する理由は
「支持基底面」「重心」「発達段階」がキーワードです!
4、結局は!
中殿筋を使うためには・・・
1、骨盤、股関節の可動性を評価
2、中殿筋の伸張性、筋力を評価
3、片脚立位で評価