個別性のあるプログラムを作る時に大切にしている5つのこと

こんにちは!
患者さん・利用者さんの問題点を一緒にさがす!を基本にしている加藤です。

新人療法士も、ベテラン療法士も基本的には患者さん・利用者さんのリハビリプログラムを作る時は自分自身で組み立てると思います。そこで重要になってくるのが、しっかりと個別性のあるプログラムができているか?です。

個別性って?という方や、そもそもどうしたら?という方向けに、今回、個別性のあるリハビリプログラムを作る時に大切にしている4つのことをまとめました。

目次

ポイント1 問診
ポイント2 動作分析
ポイント3 評価
ポイント4 検証
ポイント5 面倒くさがらない
まとめ

ポイント1 問診

リハビリの目的として、『QOLの向上』ですよね!

肩の可動域が悪いから肩関節のROMexをするのではなく、『洗濯物を干せるようになりたい』という主訴の基、リハビリプログラムを組み立てていきます。

この主訴やHOPEを聞いていない状態では個別性のあるプログラムを組み立てることが絶対に不可能だと思います。

ポイント2 動作分析

問診でその人にとって必要となる動作の洗い出しが終わったら、次にその動作の確認を必ずしましょう!

よく聞いただけで、想像し、『この要素とこの要素が必要』と抽出してしまいがちですが、それはあまりお勧めしません。

同じトイレ動作であっても、疾患であったり、環境であったり、習慣などにより微妙に人それぞれに違いがあります。

その人が実際にどのような動作をしているのか?その動作をどうしていきたいのか?を必ず一緒に確認していきましょう。療法士と患者さん・利用者さんのイメージのズレを埋めていく作業です。

ポイント3 評価

動作の確認ができたら、次にその動作に必要な要素を抽出し、各関節に運動や認知機能を評価していきましょう。この時に、ポイントになることが、各関節の正しい運動学に沿って評価することです。

例えば、

肩関節の屈曲が95°の可動域という事実と

肩甲上腕関節が遅く働き、肩関節が95°の可動域という事実

では全くアプローチが変わってきますね。

しっかりと関節の正しい運動学を整理し、それに沿って評価することでプログラムに必要な問題点の抽出ができるようになります。

ポイント4 検証

動作分析から評価を抽出し、実施。

そこまでではまだ仮説ででしかありません。次にその抽出した問題点が本当にあっていたのか?の作業が必要となります。

その作業が検証になりますね。検証の結果、問題点が明確化されます。その明確化された問題点があるからこそ、本当に個別性のあるプログラムを組み立てることが可能になります。

しっかりと検証できるように、なっていきましょう。

ポイント5 面倒くさがらない

新人療法士が陥り易いのですが、

主訴を聞かずに、動作を見ただけでリハビリプログラムを組み立てようとする・・・

それは本当に個別性のあるリハビリになるのでしょうか?私は違うと思います。

逆に、患者さん・利用者さんからの信頼があり、しっかりと結果の出している療法士は上記の手順を丁寧に実施しています。

つまり、個別性のあるプログラムを組む上で、最も必要となるのが『面倒臭がらない』です。しっかりと1つ1つ丁寧に実施していきましょう!

まとめ

療法士としての仕事は毎回緊張します。

自分の判断により患者さん・利用者さんの未来を左右すると考えるとリハビリすることが怖くなることが多くあります。

しかし、そこで後悔しないためにも、私は1つ1つのことを丁寧に全力を尽くして実施することにしています。

私が経験上培った手順が療法士の皆さんのヒントになれば幸いです。

療法士活性化委員会のコースがこの触診・評価・検証・動作分析の流れで受講できます。

・触診はbasicコース

・評価はAssessmentコース

・動作分析はanalysisコース

です!

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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳

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