毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
今回は基礎のお話でMMT測定についてお伝えします。MMTを測定すると「3でした」「4でした」といった結果のみをみている方が多くいます。MMTでは結果以外でも判ることがたくさんあるので今回はそこについてお伝えしていきます。
MMT測定の目的
- 診断の補助:筋力低下の判断
- 障害の程度:MMTの結果による動作への影響。握力8kgで日常生活可能など
- 運動機能の測定:低下しているかどうかを判断する
- 治療効果を判定する
この4つが目的となります。
今回はこの中の4つ目、制限・異常の原因を考えるについてお伝えしていきます。
治療効果の判定
ここを精査すると様々なことがわかりますのでぜひみてみてください。
例えば
ROM制限あり
End feelが軟部組織性→筋の不全が考えられる→MMTを測定
MMTに低下が見られたら筋の不全のによるROMの制限が考えられます。
さらにMMTが低下している原因を考えます。
例えば
MMT3の場合
- 筋力低下
- 筋不全
の2つの要素が考えられます。
この2つの問題点は蚊隠喩方法が異なるので分けて考えられるようにする必要があります。
そのためには先に筋不全を改善させましょう。
筋不全の原因は様々ありますが根本的な原因の一つに血流の低下があります。
なのでまずMMTの低下がある筋に筋膜のリリースを行い、血流を改善します。その結果MMTがどう改善したかを再評価します。
MMT3
- 筋膜のリリース→MMTが改善→筋不全
- 筋膜のリリース→MMTが不変→筋力低下→筋力強化
といった形でMMTを単純に結果だけでなくROMや介入の結果と合わせて解釈することで、筋力低下なのか、筋の不全なのかを判断できます。
まとめ
MMTの測定について
- MMTとROMを統合して解釈する
- MMT低下の要因に筋力低下と筋の不全がある
- 筋の血流を改善して筋の不全を先に改善する
オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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