毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
今回は座位のリーチングでみるポイントについてお伝えします。
座位のリーチングといえば机上動作になります。つまり手指がどう動くのか?の機能解剖になります。
机上動作を土台から見ていく
手指の運動の土台となっているのは肩甲帯です。そして肩甲帯の土台になっているのは体幹です。なので座位のリーチングをみる場合はまず体幹からみていきましょう。
みる順番は
- 体幹:姿勢は保てているのか?バランスは保てているのか?
- 肩甲帯:安定して動ける状態になっているのか?
- 手指:作業ができているか?
の順でみていきます。
体幹のみるポイント
- 静的バランス:静止時の姿勢。静的バランス
- 動的バランス:左右のリーチ、前後のリーチした時の安定性をみます。
それぞれのみるポイントは
- 骨盤:股関節、仙腸関節、腰椎の可動性、腸腰筋、腰部の多裂筋
- 脊柱:上位胸椎の回旋、下位胸椎、腰椎の屈曲/伸展
の動きをROM、MMTを評価しましょう。
特に重要なポイントですが、股関節を必ず評価するようにしましょう。座位の前後左右の動きは股関節が屈曲/外旋、伸展/内旋などでバランスをとっています。必ず股関節の動きを評価するようにしましょう。
まとめ
座位のリーチングでみるポイントについて
- 体幹→肩甲帯→手指の順で見る
- 体幹では脊柱と骨盤の動的バランスをみる
- 特に股関節の動きは必ずみる
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