回旋筋の筋力訓練についてfrom リハコヤ

回旋筋の筋力訓練についてfrom リハコヤ

毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。

 

今回は、回旋筋の筋力訓練についてお話します。

 

 

回旋筋の筋力訓練の仕方とは?

 

みなさんは回旋筋の筋力訓練をどのようにおこなっていますか?

ワイピングの動作や脇にタオルを挟んでうちわで内外旋を繰り返すなど、やり方は様々あると思います。

 

しかし、それだけでは足りません。

回旋筋腱板は棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋から成りますが、上記の訓練では棘上筋の筋力訓練が行えていません。

 

以前までは肩関節外転0〜30°の間で棘上筋は最も働くと言われていました。

 

https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/19417381211043849?fbclid=IwAR1B2aeP3Q4ejbWo9Y5QtdAeS4QdPhApqqy2njmOfosWURtSGelqgeNIAcA

 

こちらは立位等尺性外旋運動中の棘下筋および棘上筋の局所筋電図に関する研究です。

この研究では、棘上筋の前部および後部の活動は、屈曲面と比較して、特に90°外転位および肩甲骨面に対して90°の外転位で最も働いたとされています。

なので、棘上筋の筋力訓練を行う際には、この角度での筋力訓練となるよう工夫すると良いでしょう。

 

このように、今まで言われていたことがある研究によって覆されることは多々あります。普段から論文を検索し、読む癖をつけましょう。

 

 

まとめ

 

回旋筋の筋力訓練について

1. 回旋筋腱板は棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋から成る。

2. ワイピングやうちわで内外旋を繰り返す訓練では棘下筋・小円筋・肩甲下筋の筋力訓練は行えるが棘上筋の筋力訓練は行えない。

3. 棘上筋の前部および後部の活動は、特に90°外転位および肩甲骨面に対して90°の外転位で最も働いたという研究がある。

 

 

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