毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
みなさんは臨床でROMexをしていると思うのですが回数はどのように決定しているでしょうか?今回はそこについて解説していきます。
*今回のROMexは他動の関節運動のことを指します。
ROMexの目的
そもそも、ROMexの目的は決まっておりません。さまざまな教科書でさまざまな目的が記載されており、「このためにやる」というのは決まっていません。そこで大事になるのが自分がなにを目的としているか?です。
私の場合のROMexの目的
私の場合は
- 拘縮予防
- 運動学習
の2つを目的としていました。
拘縮予防
最大可動域を一日2回動かすと保たれると言われています。なので拘縮予防のためには最大可動域まで一日2回動かすようにしましょう。
運動学習
以前紹介しましたヘップ理論をもとにすると、正しい運動を50回以上行うと再学習が起こるとされています。
ここで正しい運動という点で注意する必要があるのが
- 副運動:転がり滑り
- 凹凸の法則:凸面は運動方向と同じ、凹面は運動方向と逆に動く
です。この2つを意識して動かしてみましょう。
まとめ
ROMexの回数について
- 目的は定義されていないので自分で決める
- 拘縮予防には最大可動域を一日2回
- 運動の再学習は正しい運動を50回以上
オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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