毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
本日は前回に引き続き、他部門連携のコツについてお話ししていきます。
前回の記事はこちら↓
伝達の時のポイントとは?
伝達の時の4つのポイントがあります。
1.1回では伝わらない
2.利点を伝える
3.伝えるターゲットを定める
4.伝達ではなく、相談をする
これらをひとつずつ解説していきます。
1回では伝わらない
人はイメージする動物であり、伝言ゲームがそもそも苦手です。1回で伝えようとすることは難しいと思ってください。諦めずに何度も説明することが大事です。
利点を伝える
まず患者さん・利用者さんへの利点を伝えます。さらに、業務の効率性も考えなければなりませんので、伝達先部門の利点も一緒に伝えましょう。
〈例〉「このようにすると褥瘡のリスクが低下します(患者さん・利用者さんへの利点)。結果、褥瘡のケアにかける時間が減ります(伝達先部門の利点)。」
伝えるターゲットを定める
人それぞれ把握能力は違います。一度説明すれば大体理解してくれる人や何度説明しても理解に時間がかかる人など様々なので、その部門一人一人の理解力を把握しておくと良いと思います。
私はその部門で一番理解が難しい人にあえて伝達していました。そして、その人のイメージと自分のイメージが一致しているかどうか確認し、イメージが合っていれば周りの方に伝えてもらうようにお願いしていました。
そして私は念のため主任レベルの方にも同じことをお伝えしていました。そうすることで、もし伝達時に相違があっても訂正してもらえるからです。
伝達ではなく、相談をする
ここが一番重要です。職種によって上下関係はありません。
「ポジショニングに関してこうしてみようと思うのですが、どう考えますか?」「どういうふうにすればより良いと思いますか?」というように相談をし、リハビリ科が決定するのではなく、あくまでも相手部門に決定権を持ってもらうことがポイントです。
まとめ
他部門連携のコツ②
1. 1回では伝わらないので、患者さん・利用者さんの利点と伝達先部門の利点を合わせて諦めずに何度も伝える。
2. 伝えるときは一番理解が難しい人と主任レベルの人に伝える。
3. 伝達ではなく、相談をする。
オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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