毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
本日は認知症に対しての運動の効果についてお話ししていきます。
認知症に対しての運動の効果は?
療法士として働いていると、ご家族からこのような質問をされたことはありませんか?
・1日にどれくらい運動をすればいいですか?
・認知症予防に運動療法は有効ですか?
・認知症に効く運動はなんですか?
このような質問をされたとき、どのように返答しますか?
しっかり基準を持っていないと詰まってしまったり曖昧な返答をしたりすることしかできません。
あるアメリカの文献では、高齢者が週1回、3ヶ月の運動を行うことで前頭前野の可逆性を起こすことが示唆されたと言われています。
これは、認知症になっても週1回運動することで前頭前野が保たれるということが言えれば、ご家族やご本人、ケアマネに対して週1回のリハビリやデイサービスを継続することに意味があるとはっきりお伝えできます。
ちなみに、週1回自宅からリモートで参加した場合には効果がなかったと言われています。これは、他者との交流が少なかったからではないかと考えられています。
認知症を予防するには?
では、認知症予防にはどれくらい運動をすればいいのかというと、こちらは前回お伝えした中之条研究を参考にすると良いと思います。
まとめ
認知症に対しての運動の効果は?
1. 認知症になっても週1回、3ヶ月の運動を行うことで前頭前野が保たれる。
2. 他者との交流を深めながら運動習慣を持つためにはデイサービスやリハビリを継続することは有効である。
3. 認知症予防には中之条研究を参考にする。
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