毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
本日は糖尿病患者に対する指導のポイントについてお伝えします。
みなさんは、糖尿病をお持ちの患者さんに骨折のリスクについて説明していますか?
糖尿病と骨折の関係性とは?
糖尿病のない人に比べ、糖尿病患者は骨折の発生率が高いという研究結果があります。また、Ⅱ型に比べⅠ型の方が骨折の発生率は高いと言われています。
日々の臨床の中で、糖尿病のお持ちの患者さん・利用者さんを担当することも多いと思います。そのときに、血糖コントロールや運動、食事についてお話しすると思いますが、それに加えて骨折リスクについてもお伝えするとより良いでしょう。
なぜ糖尿病だと骨折リスクが高いのか?
では、なぜ糖尿病患者は骨折リスクが高いのでしょうか?
それは、インスリンが骨芽細胞を刺激するからです。Ⅰ型糖尿病の場合、インスリンの生成が阻害されるため、骨芽細胞が刺激されなくなり、骨密度が低くなります。Ⅱ型糖尿病の場合もインスリンの分泌量が低下しているため骨折リスクは高くなります。
糖尿病患者に対する骨折予防とは?
糖尿病と骨折には関係性があるので、糖尿病患者の骨折予防トレーニングは推奨されています。
具体的には、食事指導、日光を浴びることによるビタミンDの生成、骨刺激を入れる(歩き方の指導やカーフレイズ等)などです。
ぜひ臨床で活かしてみてください。
まとめ
糖尿病患者に対する指導のポイント
1. 糖尿病のない人に比べ、糖尿病患者は骨折の発生率が高い。また、Ⅱ型に比べⅠ型の方が骨折の発生率は高い。
2. インスリンには骨芽細胞を刺激するはたらきがあり、糖尿病の場合インスリンの生成が阻害されるため骨密度が低くなる。
3. 骨折予防には食事指導、日光を浴びることによるビタミンDの生成、骨刺激を入れる(歩き方の指導やカーフレイズ等)などがある。
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