手洗いの練習をどうすればいいか? 〜現場で使える! 作業療法士のためのADL実践マニュアル〜

手洗いの練習をどうすればいいか? 〜現場で使える! 作業療法士のためのADL実践マニュアル〜

みなさんこんにちは。作業療法士の仲田です。

今回は、日常生活動作(ADL)の中でも重要な手洗い動作についてお伝えします。手洗いは単純な動作に見えますが、実はリハビリテーションの視点から見ると非常に興味深い評価・訓練の対象なのです。

実際にZoomのナイトセミナー「OTしゃべり場」というADLなどを話し合う場で出てきた手洗いについての考え方に関する会話を一部お伝えしていきます。
>>>OTのしゃべり場

前回の内容はこちら>>>整髪についての考え方のポイント ~作業療法士・理学療法士のためのADL実践ガイド~

さくらさん

先生!手洗いについて質問があります。片麻痺患者さんが、手洗いの練習をしてくれないんですけど、どうすれば手洗いの練習ができますか?

仲田

手洗い嫌いな人いますよね。そういう時は、ハンドクリームを手に付けて伸ばしてあげると良いですよ。

さくらさん

ハンドクリームですか?

仲田

さくらさん、実際にハンドクリームを手に付けてみて下さい。そのまま手にまんべんなく塗ってみて下さい。

さくらさん

わかりました。(塗る動作をする)

仲田

そう、その動きが手洗いの動きと同じじゃありませんか?

さくらさん

本当だ!!?

仲田

また、手洗いの動きをしっかりと評価すると手指の動きや前腕の回内外などみることができるので見逃さないようにすると良いですよ。

さくらさん

確かにそうですね!そういう考え方ができるようになりたいです。

仲田

できますよ。イメージ力をつければ良いです。〇〇な動きは〇〇に似ているというイメージができれば良いだけです。

さくらさん

簡単に言ってますけど、それが難しいんですよ…。

仲田

応援してますよ。また、質問とかあればわかる範囲でお伝えしますね。時間に余裕があるなら、療活(療法士活性化委員会)のセミナーに遊びに来てくれた時にお伝えしますね。

さくらさん

よろしくお願いします。

まとめ

  1. 手洗いはハンドクリームで練習ができる
  2. 手の動きはしっかりと評価しよう
  3. ちょっとした工夫でADLに直結した練習ができる

いかがだったでしょうか。視野が広がり少しでも役に立てたのなら幸いです。

次回は爪切りについてを予定しています。
>>>10/9 coming soon

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