ADL向上につなげる服薬管理|介入方法と注意点 ~OT・PTのためのADL実践ガイド~

ADL向上につなげる服薬管理|介入方法と注意点 ~OT・PTのためのADL実践ガイド~

みなさんこんにちは。作業療法士の仲田です。

今回は、理学療法士・作業療法士向けに、服薬管理について解説します。Zoomのナイトセミナーでの会話を元に、実践的な内容をお届けします。

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さくら

先生!服薬管理って難しくないですか?

仲田

何かあったのですか?

さくら

看護師さんが全部管理しちゃってるので、中々関与できないんですよ。

仲田

看護師さん苦手ですか?

さくら

はい、怖いです…

仲田

仲良くできると強い味方になりますよ。情報も沢山もらえますし。

さくら

どうすればいいですか?

仲田

基本的には挨拶と、チョコレートとかお疲れ様ですって気持ちであげると喜びますよ。

さくら

やってみます!

仲田

服薬管理ですが、順序立てて行くと良いです。まず”正確な服薬の確認”をしていきましょう。処方された薬を正しく服用できるかですね。病院なので大丈夫だとは思いますけど。

さくら

大丈夫だと思います!看護師さんがみてくれてるので。

仲田

次は、”薬の効果と副作用を理解”しましょう。どんな薬を使用しているのか理解しないと患者さんに説明できませんからね。

さくら

そうですね。

仲田

退院も考えて、”自身の考えで中断しないようにしよう”あるあるですが、症状がないからやめるって人が多いので再発リスクが高まることを具体的に説明することが重要になります。

さくら

たしかに!

仲田

“飲み忘れの防止”も重要です。対策も考えてサポート(服薬方法の工夫)してあげると良いです。

さくら

そうですよね、一人ひとり対応が違うから工夫重要ですね。

仲田

今はお薬手帳とかもあるけれど、サプリメントや食べ物との相互作用を確認できると良いですね。”飲み合わせ”の相性です。

さくら

ワーファリンとグレープフルーツが禁忌みたいなやつですね!

仲田

その通り!分解酵素を壊してしまって薬の濃度を上げてしまいますからね。そこまでできたら、服薬状況のチェック・本人と家族への教育・自立支援の工夫(アドバイス)となります。

さくら

たくさんあって目が回りますけど、頑張ります!

仲田

再度まとめると、①正確な服薬を確認する②薬の効果と副作用を理解する③自己中断を防止する④飲み忘れを防止する⑤服薬方法の工夫(アドバイス)⑥飲み合わせの注意⑦服薬状況のチェック⑧患者・家族への教育⑨自立支援の工夫(アドバイス)となります。自立に向けて本人だけではなく家族も巻き込んでいきましょう。

仲田

たくさん伝えましたが、応援しています!わからなかったことがあれば療活で伝えますね。

さくら

ありがとうございます!

まとめ

  1. 看護師さんと仲良くなろう
  2. 順序立ててアプローチしていこう
  3. 自立に向けて本人だけではなく家族も巻き込もう

いかがだったでしょうか。視野が広がり少しでも役に立てたのなら幸いです。

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