みなさんこんにちは。作業療法士の仲田です。突然ではありますが、「ユニバーサルデザイン」という単語を聞いたことはありますか?今では一般家庭でも広く活躍している身近なコンセプトです。今回は、ユニバーサルデザインについて作業療法士の視点から見た特徴や、私たちの日常生活の中での発見をお伝えしていきます。
実際にZoomのナイトセミナー「OTしゃべり場」というADLなどを話し合う場で出てきたユニバーサルデザインについての会話を一部お伝えしていきます。
日常で見かけるユニバーサルデザインの例
作業療法とユニバーサルデザインの密接な関係
気づいていない日常のユニバーサルデザイン
身近に潜むユニバーサルデザインの例
- ワンタッチ式の傘 – ボタン一つで開閉でき、力の弱い方や片手しか使えない方でも簡単に操作可能
- ワンタッチライター – 複雑な操作なく、誰でも簡単に使用できる
- シャンプーボトルのギザギザ – 目が見えなくても触覚で区別できる工夫
- 自動ドア – 手を使わずに通れるバリアフリー設計
- 左右両用ハサミ – 利き手を問わず使いやすい設計
- 牛乳パックのへこみ – 持ちやすく、注ぎやすい工夫
まとめ
- ユニバーサルデザインとは誰もが対象で簡単に使えるものである
特定の人だけでなく、全ての人にとって使いやすさを追求した考え方 - 作業療法とユニバーサルデザインの考え方の共通点が似ている
使いやすさを追求し、生活の質を向上させるという共通の目標 - ユニバーサルデザインはちまたにあふれている
意識して見るとさまざまな場所で発見できる工夫の数々
いかがだったでしょうか。視野が広がり少しでも役に立てたのなら幸いです。次回も興味深いテーマでお届けする予定です。
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