機能改善の判断について from リハコヤ

機能改善の判断について from リハコヤ

毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。

機能改善について

結構難しいところですね。どのくらいやればいいのか?いつまでやればいいのか?っていうのは難しい判断になると思います。ここの部分は予後予測になるのでこれと言った基準はないんですよね。人の体って不思議で、以前、僕が担当した方で左の脳出血の方ほぼ全域がやられてるぐらい出血で、意識回復するかなーってドクターとも話していたんですが、T字杖で歩行で退院されました。ただ、「機能改善に依存」させることもよくないと思います。リハビリは機能訓練だけではなく、その人の生活をより快適にしていただくことがポイントです。

徒手的なアプローチで即時効果があるかないか?

一つの基準としては徒手的なアプローチを行った後に「即時効果があるか」をみていました。例えば肩関節の可動域がちょっとでも上がるようになったかどうかとか、筋力の方が促通されたことによって上がるか、麻痺の分離でも回復期で行った時に効果が出るかどうか?を判断基準としていました。

筋骨格系の問題の一つに循環不全

筋肉や関節が動きにくくなる要因の一つに循環不全があります。循環の不全があるからその部分に機能不全が現れます。その循環不全に対して徒手的にアプローチした時に変化が出るかどうかで循環不全が改善の余地があるかどうかを判断しています。循環不全を改善することによって、機能的に変化がみられるのであれば機能改善が図れる一つの基準になると思います。

進行性の疾患や機能維持も必要

機能訓練は改善ももちろんですが、進行性の疾患や、生活期では機能の維持も大切な目的となります。機能改善だけが目的とならないように環境因子、個人因子も含めて評価してみてください。

まとめ

機能訓練で改善が図れるかどうかは

「徒手的アプローチで即時効果が出るかどうか」

ここを一つの判断基準にしてみましょう。

オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひのぞいてみてください。
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