毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
評価でいちばん大切なこと
最近研修会や症例検討をみていると多くの療法士が評価をやらなくなっているなと感じます。
評価をする目的は「動作を改善すること」です。
なので動作をみてそのままアプローチに入る方が多くいますが、実は動作をみただけでは問題点は把握できません。
動作をみたら評価が必要
多くの療法士は「動作をみただけで原因がわかるようになりたい!」って希望を言いますが、正直無理です。
例えば立ち上がりをみて「この筋が悪い!」ってどうやってわかるのでしょうか?
動作を見てわかることは「この金が弱そうだな」という仮説までです。なので動作をみて仮説を立てたら必ず【評価】をする必要があります。
多くの高名な先生たちも動作をみて仮説を立て、評価をして初めて問題点と認識し、介入しています。
なので流れは
動作→評価→介入
となります。この評価をすることでその方に合わせた個別性のあるリハビリが提供できます。
評価でいちばん大切なこと
いちばん大切なことは
「めんどくさがらないこと」
です。
評価をぱぱっとやって早く介入に入りたいと思っていると思いますが、評価をしないと余計な介入を増やすことになります。そして余計な介入が増えることによって何に対してナンの介入をしたかがわからなくなり、「良くなっているかわからない」という状態に陥ります。
例えば高次脳機能の検査であれば
「ペンの使い方がわからない」
と言う状態があった場合、
- 失認なのか?
- 失行なのか?
がわかりません。
なのでまず失認の検査をしてペンを認識しているかどうかを評価し、次に失行を検査し、使い方がわからないのかを評価します。
このようにめんどくさがらずに一個一個順番に評価をすることで問題点を把握し適切な介入をしていきましょう。
まとめ
評価でいちばん大切なことについて
- 動作をみただけでは原因の把握はできない!
- 動作をみたらめんどくさがらずに評価をする!
- 評価の順番を意識する!
リハビリではどうしても介入方法に目が行きがちですが、だいたい指摘されるのは評価です。評価を意識して行うことで効率的な介入を行っていきましょう。
オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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