こんにちは、療法士活性化委員会の大塚です。
前回は呼吸の評価の必要かどうかの評価についてお伝えしました。
>>>呼吸について勉強してみた 〜評価編〜
今回は呼吸ができる状態かどうかをお伝えしていきます。
呼吸の評価
大きく分けて
- 呼吸が必要かどうかの判断
- 呼吸ができる状態
が必要となります。
1,はそもそも体が呼吸が必要かどうかの判断を下す部分、ここが正常ではない判断をしているとそもそも呼吸をコントロールできません。まずここから評価します。ポイントになるのは二酸化炭素です。
2,は呼吸をするために必要な体の機能、ZOA(Zone Of Appositison)、脊柱と肋骨の可動性がポイントとなります。
呼吸ができる状態かどうかの評価
まずZOA(Zone Of Appositison)を評価します。
ZOAとは、横隔膜の稼働する範囲のことです。横隔膜の稼働するはにが狭ければ呼吸がしにくいですし、逆に広すぎても稼働するのに必要以上のエネルギーが必要になるので呼吸がしにくくなります。
横隔膜の位置を体表から判断するのは難しため、肋骨下角の角度で評価しましょう。この角度がおおよそ90°が理想的と言われています。
脊柱・肋骨の可動性
ZOAを評価したら次は脊柱と肋骨の可動性を評価します。
肋骨の動き(肋椎関節、胸肋関節)
- 上位:前後
- 下位:左右
→肋骨は肩甲骨が上に乗っている
→肩甲骨の影響を受ける
胸椎の動き(胸椎椎間関節)
- 屈曲/伸展
- 回旋
- 側屈
→頚椎と腰椎に挟まれている
→頚椎、腰椎を含めた脊柱の動き、姿勢に影響を受ける
またそれぞれ肋骨、脊柱に付着する筋を考えると
肋骨に付着する筋肉
斜角筋、広背筋、腸肋筋、最長筋、大胸筋、小胸筋、鎖骨下筋、前鋸筋、肋間筋、横隔膜、腹直筋、腹斜筋、腹横筋、腰方形筋、舌骨下筋群など
脊柱に付着する筋肉
最長筋、板状筋、半棘筋、菱形筋、僧帽筋、頸長筋、広背筋、大腰筋、多裂筋など
とかなり数が多くなります。
これらをあらためてみてみると
- 肩甲骨、肋骨、脊柱
- 背部の筋、腹部の筋
など姿勢制御に関わる部位が多くあります。
なのでまず姿勢の評価と肩甲骨・脊柱・肋骨の可動性を評価しましょう。
詳しい評価法・介入方法についてはリハコヤで解説いたします!!
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まとめ
呼吸について勉強してみた 〜評価編2〜
- 呼吸が必要かの評価と呼吸ができるかの評価が必要
- ZOAを肋骨下角で評価する
- 姿勢・肩甲骨・脊柱・肋骨の動きを評価する
詳しい解説はリハコヤでライブ配信します!!
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