棘上筋の検査について from リハコヤ

棘上筋の検査について from リハコヤ

毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。

 

 

本日は棘上筋の検査についてお伝えします。

 

 

棘上筋はどの位置で優位に働くのか?

 

棘上筋は肩関節外転0°〜30°で優位に働くと言われていますが、整形外科テストのempty can testやfull can testを行う際には肩関節がこの位置ではありません。

このことに関して、同じような疑問を持ったことはありますか?

 

 

本日紹介する文献はこちらです↓

https://bmcmusculoskeletdisord.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12891-023-06372-3?fbclid=IwY2xjawGwJ5NleHRuA2FlbQIxMAABHSVKUCNj5eaI9ZKC6NLb9o4pBR6crDn3sGnUFXMKAznHPPWdGJMrkn3M9g_aem_8lvG61joxhYV8VGwOPD4Iw

 

 

この文献によると、肩関節外転30°、水平屈曲30°、および上腕骨外旋の肩の位置で棘上筋強度テストを適用すると、棘上筋の外転活動を三角筋の外転活動から分離するのに最適な位置が得られます。

 

この文献を読むことによって棘上筋が0°〜30°で優位に働くということも納得することができると思います。

 

このように、日々の臨床での小さな疑問が浮かんだら、関連する文献を探して読んでみましょう。それによって情報がアップデートされ、明日からの臨床に活かすことができます。ぜひ実践してみてください。

 

 

まとめ

 

棘上筋の検査について

1. 棘上筋は肩関節外転0°〜30°で優位に働くと言われている。

2. 肩関節外転30°、水平屈曲30°、および上腕骨外旋位で棘上筋強度テストを行うと、棘上筋の外転活動を三角筋の外転活動から分離するのに最適な位置を得ることができる。

3. 臨床で小さな疑問が浮かんだら、関連する文献を探して読むことで、情報のアップデートにつながる。

 

 

オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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