こんにちは、療法士活性化委員会委員長理学療法士の大塚です!
最近はいろんな臨床の相談を受けることがあってその結果だいたい「だいたい触診ができるといいね」ってことに落ち着くのでみなさんにも共有させてください!
そもそも「触診」ってなんぞやって方はいますか?
養成校でも習うし、職場でも「触診大事」って言われますし、毎日何かしらで患者さんの体を触ることがあると思うので「触診」って言葉自体を知らないことはないと思います。
触診とは診察で用いられる患者の状態を把握して判断するための手段です。
触診ができるようになるメリットは?
療法士目線、患者さん目線の両方から触診ができるメリットをまとめてみました。
療法士側のメリット
- アプローチする部位が明確になる
- 評価が明確になる
- 動作分析の見るポイントが明確になる
- 動作の指導が明確になる
- 説明ができるようになる
- 伝達ができるようになる
- 自身が持てる
患者さん側のメリット
- 触られる恐怖心が減る
- 不必要に痛くない
- 不必要にベタベタ触られずにすむ
- 自分の話を聞いてくれる
- 自分の悪い部位がわかって安心する
- 意識していない部分が触ってもらうことで意識できる
など療法士が触診ができると患者さんはだいたい安心してくれます。
どんな場面で触診が使われることが多い?
触診はこんな場面で使われることが多いです。
- 問診の時に幹部の状態を確かめる
- 関節可動域測定
- 徒手筋力検査
- 感覚検査
- 整形外科テスト
- ブルンストロームステージテスト
- 動作分析時の動きの確認
- 特定の部位へのアプローチ
- 動作始動時の動作の誘導
- ハンドリング
- 移乗動作、介助する部位
などリハビリで遭遇するほとんど全ての場面で触診を行なっています。
触診を実際の臨床で活かす実例
【療活式 整形疾患ガイドライン】触診から紐解く脊柱圧迫骨折に対する評価と介入
触診をベースとして
1、病態の把握と術式・リスク管理
2、患者様のリハビリの目的と適切評価からの問題点の抽出
3、抽出された問題点に対する適切な介入
を明確にし脊柱圧迫骨折の患者様に対して効率的にアプローチが行なえるようになります。
【療活式 整形疾患ガイドライン】触診から紐解く脊柱圧迫骨折に対する評価と介入
評価の抽出とスクリーニング検査法
触診をベースとして
今まで1時間かかっていたサマリー計画書が30分で書けるようになり、行程分析を用いた評価の抽出法ができるようになります。
また10分でできるスクリーニング検査法を習得していただき、短時間で効率的に状態の把握ができるようになります。
評価の抽出とスクリーニング検査法
基本動作分析から見る問題点の抽出とアプローチ法
触診をベースとして
寝返り・立ち上がりなどの基本動作分析でみる4つのポイントを学び、動作分析から介入する方法を習得することができます。
基本動作分析から見る問題点の抽出とアプローチ法
【触診が苦手な方限定】関節・筋の触診セミナー基礎編
1、触診の目的
2、アプローチ方法
3、動作分析
を明確にすることで効率的にアプローチが行なえるようになります。
【触診が苦手な方限定】関節・筋の触診セミナー基礎編
最後に
大塚自身臨床で何をしていいかわからず毎日同じことの繰り返しで悩んでいました。そして結果も出ずに時間だけが過ぎ、理学療法士を辞めようと本気で思っていました。その迷いから救ってくれたのが触診です。
触診って基礎の基礎だし、地味でなんか難しいから敬遠していたけど、単純に「目的とした部位を触れる」ってだけでリハビリが全く変わりました。
一緒に触診ができるようになり「ありがとう」と言われる療法士になりましょう。
療法士活性化委員会 委員長
理学療法士 大塚久
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