答えは、、、
そんなものはありません!!
なぜなら、相手の状態によって変わるからです。
「この疾患にどのアプローチが有効か?」
という質問は言い換えると、
「お腹が空いたと言っている人に何を食べさせればいいですか?」
と聞いているようなものです。
ちなみに僕はお腹が空いているときは基本なんでも食べます( ・∇・)
こんにちは、療活の大塚です。
療活してる?
大腿骨頚部骨折の患者さんには?
まずは術式の確認と可動域・筋力の確認。
股関節のROMexと筋力強化。
荷重の許可が出たら平行棒内で荷重訓練、バランス悪いから片脚立位でバランス訓練。
脱臼肢位の指導。
脳卒中片麻痺の患者さんには?
ブルンストロームと筋緊張をみて、緊張落としてから促通するために代償動作を抑えながら全介助で立位と歩行(こんなことムリ!)
これならやり方覚えたら誰でもできるんじゃない?
上記の2例ってやり方さえ覚えたら誰でもできそうじゃないですか?アプローチを疾患に当てはめる、いわゆるA=Bを提示してしまうと、誰でもできるようになります。
誰でもできたら療法士いらないじゃん。
じゃあ療法士ができることは何か?
相手に合わせてアプローチを選択できる
これが療法士のスキルになります。
対象の患者さんの年齢、性別、疾患、生活環境、趣味嗜好、経済状況、やりたいことなどなどを相手の目的に合わせて統合的に評価して、必要な道筋をデザインする。そしてそこに必要なアプローチを選択できるのが療法士です。
もしかしたら今目の前にいる患者さんには徒手的なアプローチは必要ないかもしれません。
そのために必要なのがICFを用いた全体像の把握です。
*療活のBASICコースではICFを用いて症例検討をしていきます。
評価用紙は>>>こちら
ICFもそうなんですけど、正直リハビリがなんのためにしているかわかりません。
そうですよね、僕も実際そうでした。
リハビリはなんのためにやっているか?それは患者さんに聴いてみましょう。
リハビリの目的は「社会復帰」です。一口に社会と言っても社会の大きさは人それぞれです。
だからまず主訴とHOPE(demand)を聴取して、その目的のためにリハビリを提供しましょう。むしろここを聴取しないとリハビリになりません!!
タイトルに戻ると、、、
『このアプローチはどんな“疾患”に有効ですか?』って本当にないんです。
相手の状態を評価してそれに合わせてアプローチを選択してください。
もちろんアプローチは自分にできること、自分以外(患者さん自身も含む)に頼むことも挙げてみてください。
と、頭ではわかっていても実際の臨床ではうまくいかない。僕がみなさんの立場でもそう思います。
それを仲間と一緒に学ぶ場所を提供しているのが療活です。
会場までは遠い、自分のペースで勉強したい方
>>>自分のペースで信頼される療法士になる
実技でよりたくさんの方の触診を体験したい方、同じ悩みをかかける仲間と一緒に成長したい方
>>>仲間と一緒に信頼される療法士になる
一緒に患者さんから「ありがとう」と言われる療法士になりませんか?
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