こんにちは!
患者さん・利用者さんの問題点を一緒にさがす!を基本にしている加藤です。
医療はチームアプローチ!よく言われますね。
そのため、他部門との情報共有やカンファレンスを重視している療法士がほとんどではないでしょうか?でも、後1時間で帰らないといけないからササっと仕事をしないといけない!でもOTと会話が成り立たない、PTさんの言っている言葉は日本語?と結構他部門での話し合いが噛み合わないことがあるのではないでしょうか?
本日は、「よりよいチームアプローチ」を実現するためにOTの養成校で学ぶ5つの知識を紹介します。
目次
前提条件
略字は苦手
整形外科テストは・・・
歩行分析
ADLの専門家?
まとめ
前提条件
まず、PTさんとの違いとしてそもそも前提条件が違います。
例えば、腰痛を持っていて歩けない人が病院まで受診に行くためには?を考える時
PTさんだとまず腰痛を改善することを重視すると思います。でも、OTは歩くと腰痛になるなら車椅子とか使ったら?と代替え手段を考えることが最初に浮かびます。
つまり、機能を見るのか?生活の手段を見るのか?の違いです。
これはどちらが良い、悪いではなく、この両方の視点を持って患者さんに最適な提案をできることがチームアプローチになりますね。
略字は苦手
臨床でカルテは情報共有の大切な手段です。よく言われると思います。
『誰がみてもわかる内容を書いてね』と。でもPTさんが書くカルテはPTの誰がみてもわかる内容でも実はOTはわからない場合があります。
これは養成校での教育過程の違いがありました。
PTの養成校では略字で授業をすることがあるとの子ですが、OTは全くなかったです。
よく例に上がるのが
ASIS!
この文字を見てると新人OTは?が付くでしょう(笑)
養成校では『上前腸骨棘』としか教わりません(笑)、つまり略字やカタカナを使われると大混乱になります(笑)
PTさんなるべく略字はないカルテの方がOTと情報が共有されますよ
整形外科テストは・・・
PTさんにとってベーシックな評価に入る整形外科テスト・・・
OTにとっては特殊な評価法です(笑)
授業で紹介はされているかもしれませんが、実技の時間はほぼないので整形外科テストをほぼ知らない!と考えておいてください!
でも、OTさん!整形外科テストを知っておくと便利ですよ〜勉強しましょう(笑)
歩行分析
OTは歩行が見れない!はいその通りです(笑)
だって、養成校で学ぶ内容は立脚相60%、遊脚相40%という程度の知識です。
ロッカーファンクションなんて未知の世界です(笑)
歩行分析ができなくて当たり前ですね・・・
OTよ!これは勉強しよう!上肢の筋緊張の原因が歩行にある場合もあるからね!
ADLの専門家?
OTはADLの専門家!と言われますが、そんなことない(笑)
この動作ができるようになると、この評価スケールで何点以上あると自立とする!
という評価規準はほぼありません(笑)
つまり、その人の動作を見て、安定している?していない?この道具使ったら?と見ています。実は、機能面に特化したADL評価は苦手なのです・・・
そこはPTさんが補い、片脚立位の安定性を改善し、OTがまたぎ動作の取得を目指すなどチームアプローチをしていきましょう!
まとめ
どうだったでしょう?実はOTとPTでは養成校の内容がだいぶ違います(笑)
そのため会話が噛み合わないことが多いです・・・
お互いを知り、お互いの知識を統合して本当の患者さん・利用者さんのためになるチームアプローチを目指しませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
あなたも
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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳