「股関節に荷重する」の正しい習慣が起き上がる自分を救う。[療法士に必要なセルフエクササイズの考え方~その105~]

こんにちは! モーションアナライシスコース講師の吉田頌平です。

さて、みなさんにとって「こいつは自分の人生を変えたもののひとつだなぁ」と思うものは何でしょうか。モノでもいいですし、作品でもいいですし、概念でも、もちろんヒトでもいいです。

なんらかの理由で寝たきり、または臥床時間が長くなった方にとっては
起き上がること自体が大変ですよね。

毎回ベッド柵をつかんで、看護師さんやヘルパーさんの助けを借りて
なんとか起き上がる状況から

思い立ったときにスッと起き上がれるようになれると
きっとその方の人生が変わるきっかけになると思います。

今日は、起き上がり動作のなかでも見過ごしがちな
on-elbow〜on-hand時の股関節の動きや役割、必要な3要素までを解説していきます!

On-elbow ~ On-handでの股関節の役割

まず、on-elbowは「側臥位から片肘をついて上体を起こす」ことを指します。

on-elbowの状態で手部(主に手掌面)に荷重していくことを
on-handと呼びます。

支持側股関節が起き上がり動作の中心になる

on-elbowからon-handへ移行する際、
頭部・体幹を起こす動きが出てきますね。

このとき、下にきている支持側の股関節へ荷重できると
効率よく頭部・体幹を起こせるようになります。

つまり、on-elbow から on-handへ移行する際は、
支持側股関節が起き上がり動作の中心になるんです。

先ほど出てきた股関節外旋筋で股関節の後方を支持できないと、
安定して荷重することができないですよね。

支持側の股関節へ荷重できないために
体幹部をうまく起こせない場合もありますので、

支持側の股関節の動きもチェックしておきましょう!

 

股関節内で何が起こる??

関節内での動き

支持側となる股関節は、体幹が側臥位へ移行しつつ【屈曲・内転・内旋】する動き
運動側となる股関節は、【屈曲・内転・外旋】する動きが出現します。

大腿骨頭の後方が寛骨臼から離れる


股関節が屈曲・内転すると、
主に大腿骨頭の後方にある股関節外旋筋が伸長します。

(ループ状の矢印 = 股関節外旋筋が伸長している様子です)

言い方を変えると、
大腿骨頭の後側方が寛骨臼から離れる動きをしているといえます。

人工股関節置換術をされた方だと、大腿骨頭が後側方へ脱臼するリスクが高まります。

そのため、股関節外旋筋などによって
股関節後側方を支持する必要があります。

(脱線しますが、
股関節の評価方法についてはこちらが参考になりますよ
https://lts-seminar.jp/2017/05/01/kato-13/

 

 

まとめ

on-hand時の股関節の動きでポイントなのは
「支持側股関節へ荷重し、起き上がり動作の中心となること」

そして、起き上がり動作時には
「股関節の屈曲・内転+内外旋の動きが必要」
「股関節の後側方を支持できること」

これら2つの動きが大切だとお伝えしました。

もしon-elbow ~ on-handの動きが大変そうであれば、
支持側股関節の動きを評価してみてくださいね!

ただ、そもそも側臥位へ移行する動きがうまくできていないと
起き上がるのは当然難しくなりますので

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療法士活性化委員会 認定講師 吉田 頌平

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