毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
パーキンソン病で必ず評価してもらいたいポイントは?
パーキンソン病の死亡原因で多いのが誤嚥性肺炎です。
なので必ず嚥下機能、口腔ケアの状態を評価しましょう。
嚥下を見るポイント
- 姿勢
- 呼吸
- 口腔内の状態
をどのレベルの方にも評価してみてください。
姿勢について
嚥下に望ましくない姿勢は
円背で、頸部が伸展、頭部が前方突出してる状態です。
なぜ良くないかというと、嚥下の際の喉頭挙上がやりづらい状態になります。
そのため誤嚥のリスクが高まります。
そこで
- 脊柱
- 骨盤
- 股関節
- 肩甲帯
の動きを確認し、姿勢を維持できるようにしましょう。
呼吸について
1分間の回数を数えます。高齢者の場合は16〜20回/分程度となります。
呼吸がやりにくくなると呼吸補助筋が過剰に働き、頸部が前方突出する姿勢となっていきます。なので呼吸の状態を評価しましょう。
口腔内の状態について
誤嚥性肺炎の多くが夜間に起こることが多いとされています。
その多くが就寝中に唾液を飲み混んでしまい、その飲み込んだ唾液に雑菌が含まれていたため、肺で炎症を起こしてしまいます。
なので口腔内に食物残差がないかどうかを確認します。
また特に嚥下が難しくなっている方で口からの摂取をしていない場合、口腔ケアを怠る場合がります。経口摂取していないと口腔内が乾燥し、雑菌が繁殖することもありますので必ず口腔ケアをするようにしてください。
まとめ
パーキンソン病の評価のポイントについてその2
- 死因の原因の多くは誤嚥性肺炎なので嚥下を評価する
- 姿勢、呼吸、口腔内の状態を評価する
- 経口摂取していなくても口腔ケアを怠らない
口腔内の状態はリハビリではなかなか確認することはないかもしれませんが、残差があると雑菌が繁殖し不衛生な状態となりやすい場所です。必ず確認して適切な介入を行っていきましょう。
オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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