こんにちは、療法士活性化委員会の大塚です。
歩行の安定性や自立度などを予測すると思いますが、そもそも実用的な歩行速度はどのくらいでしょうか?
実用的な歩行速度
実用な歩行速度として紹介されているのは以下のものになります。
10m10秒(1.0m/sec)
高橋精一郎,鳥井田峰子・他:歩行評価基準の 一考察-横断歩道の実地調査より.理学療法学 16:261-266,1989.
だいぶ古い文献ですが、様々な研究で引用されています。屋外歩行での基準となっており、屋内の場合はもう少し遅い速度でも実用歩行とされています。
一応の基準としてはありますが大事なことは
- Why(なぜ?)
- Where(どこで?)
- How(どうやって?)
で実用的な歩行は変わります。
なぜ歩くか?(WHY)
人は目的があって歩きます。その目的を明確にしましょう。
- 買い物のため
- 散歩のため
- 気分転換のため
- トイレに行くため
- 手を洗うため
- 仕事のため
- 孫に会うため
- お墓参りに行くため
などなど
どこを歩くか?(Where)
歩く場所によって必要な速度は変わります。
屋内
- 居室内のみ
- 居室外も移動
- 1階のみ
- 2階以上も利用
など
屋外
- 徒歩圏内
- 公共交通機関の利用
など
どう歩くか?(How)
環境によって歩き方が変わります。
- 裸足で室内なのか?
- 平らな面なのか?
- スリッパを履くのか?
- 何を着ているのか?
- 段差はあるのか?
- 手すりはあるのか?
- 杖を使うのか?歩行器を使うのか?ウォーカーを使うのか?
- どんな靴を履くのか?
- 人通りは多いのか?少ないのか?
- 歩道はあるか?
- 横断歩道はどのくらいの距離か?
などなど
書き出してみましょう
実際に対象者の方がなぜ、どこで、どうやって歩くのかを以下の表に書き込んでみましょう。ここを明確にすることで今必要なものが見えてきます。
Why(なぜ) | Where(どこで) | How(どうやって) |
まとめ
実用的な歩行速度について
- 基本は10m10秒
- 目的によって変わる
- なぜ、どこで、どうやって歩くかを明確にする
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療活では患者さん、利用者さんの目的を達成のサポートができる療法士が増えることで療法士自身も、患者さん利用者さんも笑顔になることを目的に活動しています。
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