発達について 〜坐位〜

発達について 〜坐位〜

こんにちは、療法士活性化委員会の大塚です。

理学療法士大塚久

前回は発達の腹臥位についてお伝えしました。
>>>発達について 〜腹臥位〜

今回は坐位についてお伝えします。

坐位について

坐位位の特徴は以下の通りです。

  • 支持規定面:狭い
  • 姿勢:頭部を支える頸部、肩甲帯、脊柱、骨盤の抗重力活動が活発になる
  • 重心の位置:高くなり、動揺が増えることにより前庭・迷路系の調整が活性化
  • 姿勢の変換が多い:重心移動が多く、バランスを取るためのカウンターバランスの獲得、中脳レベルの立ち直り反応、大脳皮質レベルの平衡反応が賦活される

臥位に比べて支持規定面が狭くなり、より姿勢制御の重要性が増してきます。姿勢の保持に関わる網様体脊髄路が賦活されることにより、覚醒レベルも向上します。

坐位保持のために立ち直り反応、保護伸展反応が見られるようになってきます。

また坐位になることで上肢がフリーとなり、よりリーチ動作や作業的な活動が見られてきます。

 

運動学的側面

 

まとめ

発達について 〜坐位〜

  1. 姿勢保持のために立ち直り反応、保護伸展反応が見られる
  2. 上肢が自由に動かせるようになり、リーチ動作、作業的な活動が見られる
  3. 頸部から体幹、骨盤のコントロールを獲得する

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