動作分析・ADL 大塚 久
病院の待ち時間が長い本当の理由とは? 作業療法士が教える医療現場の実情

みなさんこんにちは。作業療法士の仲田です。今回は、病院の診察までの待ち時間が長い理由について、医療現場の実情をお伝えしていきます。患者さんやご家族から「なぜこんなに待たされるの?」と質問されたことはありませんか?この疑問に対して、医療従事者として適切に説明できるよう、わかりやすく解説します。
実際にZoomのナイトセミナー「OTしゃべり場」というADLなどを話し合う場で出てきた会話を一部お伝えしていきます。

先生! 何で診察するまでの待ち時間が長いんですか?

こちらも、外来で家族さんから質問されたので焦っちゃって。

話す内容が人それぞれ違うので予約しても時間にバラつきが出てしまうと伝えました。
理由1:診察時間のバラつきと患者数の多さ

そうですね、1つは先ほど言ってくれた診察時間のバラつき。数分で終わる方も居れば、30分以上かかる方もいます。また、病状が急変したり、検査や説明に時間が必要だったりすると次の人の順番がどんどん後ろにずれますね。
理由2:検査・会計などの工程が多い

そして、診察前の準備や検査、会計という流れでそれぞれ時間がかかります。診察前に採血や検尿、レントゲンや心電図などが必要なことがあります。

それぞれ別の担当部署で順番待ちが発生します。さらに、診察後の処方や会計処理にも時間かかります。某病院では、電子カルテの確認をしたり、薬剤師のチェックが行われるので一人あたりの処理が長くなるんですよ。

確かに、担当部署が検査室や放射線室など違うとそれぞれの担当部署の準備や人によって準備が速い遅いがありますからね。
理由3:医療体制と医師不足の現状

病院によってはですが、午前中に50~100人近く一人の医師が診ることもあるので、待ち時間はどうしても避けられないですよね。

今、医師は美容整形に移動している人や希望している人が増えてきて、病院で働く医師の人員不足や感染対策などで診察室の回転率が下がりますよね。

人の命に係わらないし、かなり安定した収益があげられますからね。

美容整形って、研修しなくてもすぐ行けちゃうから知識や技術不足の医者が増えているのも問題なんですけどね。

なんにせよ、以上の理由から“予約”しても時間が読めないので何時間も待たされる場合があります。
緊急対応が待ち時間に与える影響

後ね、救急搬送だとか急変患者さんが入ると予定していた外来が中断する場合もありますよ。人員不足もあって医師が手術室との兼任で働いている場合が多くてストップすることもあるって知り合いの医師に居酒屋で教えてくれました。

また分からないことがあれば療法士活性化委員会のセミナーでお伝えしますよ。
病院の待ち時間が長くなる主な理由
- 診察時間の個人差 – 数分で終わる方から30分以上かかる方まで様々で、時間の予測が困難
- 多段階の検査プロセス – 採血、レントゲン、心電図など各部署での順番待ちが発生
- 大量の患者数 – 一人の医師が午前中に50~100人を診察することも
- 医師不足の深刻化 – 美容整形への転向などで病院勤務医が減少傾向
- 緊急対応の優先 – 救急搬送や急変患者への対応で外来が中断
- 会計・処方の時間 – 電子カルテ確認や薬剤師チェックに時間が必要
まとめ
- 一人ひとりの診察に時間がかかる
患者さんの状態や相談内容によって診察時間が大きく異なり、予約時間通りに進まないことが多い - 検査・会計などの工程が多い
診察前後に複数の部署を経由する必要があり、それぞれで待ち時間が発生する - 医療体制と緊急対応の影響
医師不足や緊急患者への対応により、外来診療が予定通り進まない場合がある
いかがだったでしょうか。視野が広がり少しでも役に立てたのなら幸いです。患者さんやご家族から待ち時間について質問された際には、これらの背景を丁寧に説明することで、医療現場への理解を深めていただけるはずです。
作業療法士として更なるスキルアップを目指す方へ
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