毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
よく聞く悩みとして
- 何を評価していいかわからない
- 動作分析と評価がつながらない
- 評価が足りないと言われたけどどんな評価していいかわからない
というものがあります。そこで今回は動作分析から評価を抽出する過程をお伝えします。
評価の順序
まず動作分析をします。
動作分析では
- できている
- できていない
を評価します。
動作分析だけで「ここが問題点だ」ということはわかりません。動作分析ではその動作ができているか/できていないかを評価しましょう。
動作分析の時のポイントは大きく動く関節が変化する時に層分けをしましょう。
例えば寝返りであれば
- 頸部の回旋
- 肩甲骨の前方突出
- 骨盤の回旋
と動いていきます。その関節が動くポイントで層わけして評価しましょう。
動かない関節を評価する
動作分析で関節が動くのを評価しました。そもそも動作では関節が動くはずです。その動くはずの関節の動いていない部分を抽出して局所の評価をしていきます。
評価はその関節が動くための条件を整理してみましょう。
例えば寝返りで肩甲骨が動くためには
- 胸鎖関節
- 肩鎖関節
- 肩甲胸郭関節
- 肩甲上腕関節
が動く必要があります。さらにその関節に関わる筋肉の動きが必要になるのでそれぞれに関節のROM、MMT、反射、感覚を測定しましょう。
このように動作分析をみて動かない部分を抽出し、動かない部分の局所の評価をすることで動作に合わせて評価を抽出することができるようになります。
まとめ
評価の抽出法について
- まず動作分析でできている/できていないを見る
- できていない場合、動いてない関節を抽出する
- 動いてない関節が動くための要素を評価する
オンラインコミュニティ『リハコヤ』では、毎週2回こう言った内容をライブ配信しています。興味がある方はぜひお越しください。
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