毎週月曜日は一年前にリハコヤでライブ配信されたものの一部を文章でお届けします。
本日は体幹に関する論文に沿ってお話しをしていきたいと思います。
体幹の安定性の促し方とは?
皆さんは臨床で四つ這い位での訓練は行いますか?
その際、四つ這い位から「右手をあげて」などと指示をして体幹筋を促通したりもすると思います。その運動にはどのような効果があるのでしょうか?
四つ這い位、三つ這い位(右手挙上、左手挙上)での体幹の筋活動を比べた論文があります。その論文によると、三つ這い位では内腹斜筋・外腹斜筋がしっかり働いているということが示されています。
みなさんも論文を読み、日々の臨床に活かしていただきたいと思います。
臨床への活かし方は?
ちなみにこの研究を応用したもので、立位・座位の状態で右手あるいは左手を挙上したり前方へのリーチングを行ったりすることでも体幹筋が活性化されていると示している論文もあります。
このことから、役割を作ることで体幹筋を活性化させることが可能になってきます。例えば、リハビリの時間以外に「テーブルを拭く」という役割があることで、立位または座位でのリーチングを行うことになるので、体幹筋を活性化することができます。
これはCKCでのやり方です。そもそも筋力低下がある場合は、OKCでの筋力訓練が必要になります。OKCは1つの筋肉を鍛えるのに有用的で、その鍛えた筋肉を動作の中に落とし込んでいく際にCKCでの運動を行います。
まとめ
体幹の安定性の促し方
1. 三つ這い位での運動では内腹斜筋・外腹斜筋が働く。
2. 立位や座位の状態でも、片手挙上やリーチングによって体幹筋が活性化される。
3. 「テーブルを拭く」などの役割を作ることで、リハビリ以外の時間でも体幹筋を活性化させることができる。
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