こんにちは!
患者さん・利用者さんの問題点を一緒にさがす!を基本にしている加藤です。
突然ですが、動作分析、評価、触診、他部門連携など新人療法士が悩むポイントって多いですよね。その新人療法士の中でも「リハビリの引き出しが少ない」と悩むことが多いってご存知ですか?
誰もが経験したことがある悩みですね。という訳で、今回のテーマは、私が実際に経験した「リハビリの引き出しを増やしたい」という悩みと、「結局大切なことってこれだったじゃん」と感じたことをお伝えします。
目次
リハビリの引き出しとは
私が直面した引き出しの少なさ
何よりも大切だった、評価
リハビリの引き出しが少ないとは
新人の悩みとして多いことが、個別性の介入ができないのでは?と悩むこと。つまり、その人にあったリハビリのメニューがご提供できていないと思い込んでしまうことです。
この思い込んでしまうと、個別性のリハビリ=全員に違うメニューを提供しないといけない!と考えてしまい、その結果としてリハビリメニューの引き出しが少ないと感じてしまうことですね。
私が直面した引き出しの少なさ
3月下旬より新人作業療法士として老健に配属され、意気揚々!
でも、いざリハビリメニューを組み立てようとすると、戸惑い、悩み苦しく臨床・・・
まずは、私が直面したリハビリの引き出しの少なさをご紹介しましょう
1 立ち上がりに対して
とりあえず、キッキング!
それが私が立ち上がれない利用者さんに対して行なっていたリハビリです・・・やりながらも、本当にこれで立てるようになるの?と不安だらけ。
2 座位バランスに対して
とりあえず、座位訓練!
座位が取れないから、座位訓練を実施している・・・耐久性は向上しましたが、座位姿勢は骨盤後傾、円背から全くの改善が見られない状態
3 肩関節の可動域制限・痛みに対して
とりあえず、ROMex!
周りの先輩療法士のやっている姿を盗み見して見よう見真似で実施。
結果、「先生、先週やってもらったら余計痛くなったよ!」とクレームを受ける状態・・・
どうでしょう?みなさんも経験があるのではないでしょうか?
他にも色々あります・・・上げるときりがないのでこの辺にしましょう(笑)
では、私はこの悩みをどう脱出していったのか?
何よりも大切だったのが評価
新人の時に悩んだこと、それはできない動作の要因を把握できずにいたことでした。
例えば、立ち上がりができない人に対して、『この人の立ち上がりができな要因は何か?骨盤か?股関節か?膝か?足部か?または・・・』と考えずに、できない動作をただひたすら練習する・・・そうしてしまっていたから、みんなに同じメニューを組んでしまい、自分が引き出しが少ないと勘違いしていました。
つまり、評価ができていなかったのです。
立ち上がりができない要因を評価で抽出し、そこにアプローチをする!これが個別性のあるリハビリになります。Aさんが立てない要因は股関節、Bさんが立てない要因は骨盤など、評価をすることで、その方にあったリハビリを提供できるようになりました。
この私が苦労して体得した評価の方法・考え方をご提供します!
Assessmentコースでは骨盤、脊柱、股関節、膝関節、足部、肩関節、呼吸・嚥下の評価・解釈・介入方法を運動学に沿ってご説明しております。
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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳