こんにちは、一つ目的が達成されると途端にモチベーションって下がるんだなと実感している療法士活性化委員会委員長の大塚です。患者さんのモチベーションを維持するのって難しですよね。
先日6日で学ぶ評価・アプローチのための触診BASICコース第11期が開催されました。3ヶ6日間に及ぶ触診BASICコースですが、当初は「思ったように触れない」「目的とした筋がわからない」「変化の出るアプローチがわからない」と言った悩みを持った方々でしたが、3ヶ月目が終わる頃にはトイレの下衣更衣動作、入浴のまたぎ動作、靴の着脱動作などADLに結びつく動作が触診から変化を出せるようになっていました。
それでは開催報告です。
まずは触診のため準備から
触診セミナーといってもいきなり触り始めるわけではなく、まずは
- なぜ触診するか?
- どうやって触ると相手に不快な思いをさせないか?
- そのためには何をする必要があるか?
を実技を通して学んでいきます。
続いて触診の3か条
触診は頭部から指まで細かく分けていくと様々な部位があるため、全部はお伝えできません。そこで触診のために必要な原則として
- イメージ
- ランドマーク
- 確認方法
の触診3か条をお伝えします。この原則に従って触診することで基本的にどの部位でも触診ができるようになります。この過程を3ヶ月繰り返していきます。
触れたらアプローチをしてみる。
Andre ́e Aubinらは「触診が上達するために評価または徒手的介入に移行する必要があると述べています。」
The seven-step palpation method: A proposal to improve palpation skills International Journal of Osteopathic Medicine (2014) 17, 66e72
療活でも触診部位に対して徒手的アプローチを行い、変化を実感してもらいます。
徒手的アプローチを習得したら適応と評価法の検討
徒手的なアプローチは闇雲に行っても意味がありません。対象者に合わせて動作分析を行い、評価をしてアプローチをしていきます。そこで実際臨床でよくある場面、トイレ下衣更衣動作、入浴のまたぎ動作、靴の着脱の3つの場面を設定しグループで動作分析→評価→徒手的アプローチ→再評価→考察を行っていただきます。
個別の症例に合わせた検討
臨床では単に動作が制限されているだけではありません。その状態に到るまでに様々な要因が影響しています。そこに対してICFを用いて症例検討を行います。
最後に
今回でBASICコースは第11期が終了しました。正直誰でも同じように成長するとは限りません。それでもやれば必ず伸びます。これは11回開催して感じていることです。実は講師をしている大塚自身も触診は苦手でしたが(詳しくはこちら>>>理学療法士の大塚が学生時代から苦手だった「触診」と向き合った話)繰り返し行うことで少しずつ上達していきました。皆さんも「どうせできない」と一人で悩まずに一緒に目の前の患者さん、利用者さんのために悩みましょう。
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