みなさんこんにちは、療活の大塚です。
2018年5月20日(日)、療法士活性化委員会主催の疾患別1Day講習会
が開催されました!
今回のテーマは
「麻痺の分離と促通法」
リハビリテーションの現場で見る機会の多い脳血管疾患の患者様。
特に麻痺が残る場合がほとんどですが、回復に従って出現する【連合反応】や【共同運動】をどうやって分離・促通していくのかは悩みが尽きないと思います。
その過程を「上田式12段階片麻痺機能検査」という視点から解説し、評価から運動療法までの考え方と実践をお伝えいただきました。
それでは講習会の様子をお届けします!
講師の紹介
講師は療活に生息するお悩み解決カトゲーター。
その経歴は不明ですが、どうやら作業療法に精通し、急性期から生活期まで幅広い知識がある模様。
その経験から今回は
「麻痺の分離と促通」にフォーカスしてお悩み解決してもらいました。
脳卒中の病態について
まず大前提として大事なものが脳卒中の病態について。
脳卒中になる方の数はそれほど変わっていないですが、死亡率は下がっているようです。
そうなると脳卒中発症後リハビリを受ける必要がある方が増えているのかもしれません。
上田式12段階片麻痺機能検査について
今回は上田式12段階片麻痺機能検査とブルンストロームステージテストを基準に行なっていきます。そこでまずみなさんでステージの復習をしていただきました。
そして、なぜこの検査を行うのでしょうか?
みなさんも一緒に考えてみてください。
麻痺の分離と促通には?
実はリハビリの順番は
- 動きやすい体にする
- 意識的に動かす
- 無意識で使ってもらう
の3段階があります。
分離と促通を行うのは2、意識的に動かす段階です。
でも1の動きやすい状態になってなければ分離と促通が効率的に行えません。
なのでまず動きやすい体にしていきます。
続いて分離と促通法のハンドリング
動きやすい状態になったら続いては2、意識的に動かす
相手のステージに合わせて分離・促通運動を選択し、誘導していきます。
ポイントはステージに合わせて行うことです。
ステージを超えて行うと余計な代償動作などを誘発してしまいます。
最後に
ステージの評価や分離・促通運動も実はまず正確に【触診】ができていることが前提にあります。
触診を正確に行うことで意図した筋肉の促通やハンドリングが可能となります。
実は大塚自身も養成校時代から触診が苦手で、その先の評価・動作分析・アプローチ・セルフケアな度が全くできなくて10年も悩んでいました。その解決の糸口になったのが【触診】です。
もし何から学んでいいか迷っている方は触診から学んでください!
療活では同じ目標の向かって進む療法士をサポートする場、そして一緒に成長する仲間がいる場所をこれからも提供し続けていきます。
あなたの理想に向けて療活は全力でサポートしていきます!!
みんな笑顔で仕事できたらなんか良くない?
平均おすすめ度 8.8点(10点満点)
10点 訪問リハビリ 理学療法士 E.T様
・講義だけでなく、質問や実技が多く理解しやすかった。
・弛緩性麻痺、連合反応などレベルに合わせたアプローチができそう。
9点 回復期 作業療法士 H.H様
・治療法などにプラスして、評価のポイントやハンドリングなど曖昧な部分も理解することができました。
・促通法と評価・アプローチ法がわかった。
8点 回復期 理学療法士
・シンプルで分離・促通方法を理解しやすい。
・ステージをイメージしやすくなった。どのステージでどのレベルの分離運動を提供すればいいかイメージがつかめた。
7点 回復期 作業療法士
・上田の12段階にそってやっていけばいいんだ!
回復期 作業療法士 K.M様
・少人数なので1人1人にわかりやすく、伝わる。
・写真撮影がOKなので復習しやすい。
・方法がわかりました、できそうです^^
麻痺の分離と促通法はまたやりますよ〜^^
>>>麻痺の分離と促通法
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