みなさま、こんにちは!
Assessmentコースの講師の加藤です。
先日、ある新人理学療法士の声がネットにありました。
それは
『触診や、移乗など、学校で学んで練習してきたことも、実際の患者さんに行ってみると、難しく感じることがたくさんありました。最近では少しずつできるようになってきたと感じています。』
(引用:わかくさ竜間リハビリテーション病院HPより https://www.wakakoukai.or.jp/rihabili/blog/入職してもうすぐ半年・・・新人療法士の今の声/)
という内容です。
学校で学んだ内容だけでは通じない・・・
みなさんも経験があるのではないでしょうか?
特に、ADL指導は患者さん・利用者さんの個別性が高く、どのように指導していいのか?を悩むかと思います。
そこで今回は私がその個別性にあったADL指導をできるようになるまでの過程をご説明していきたいとおもいます。
まずは動作分析から
身障の領域に勤めていると必ずする評価の1つに動作分析があります。
その動作分析ですが、私が実施している動作分析はいたってシンプルです。それは
その動作ができているか?できていないか?
だけです。
例えば立ち上がりであれば、
- 骨盤前傾ができるのか?
- 足部の背屈ができるのか?
- 離殿することができるのか?
- 立位姿勢を保持することができるのか?
をみています。
動作分析はそのくらいで十分です。
次に実施する作業が細かい評価になってきます。
評価をするためには?
評価をするために絶対的に必要となるのが触診です。
例えば、立位での股関節の安定性を評価するためには大腿骨頭を正確に触診ができないといけません。
よくなぜ触診ができないといけないのか?と聞かれることがありますが、それは評価が正確にできることにつながります。
動作を獲得するためにする評価とは?
動作分析の結果、できていない動作が抽出されました。
次になぜその動作ができないのか?を考えるために各関節の評価をしていきます。
ここで重要となるのが、動作を獲得するための評価をすることです。
これは、各関節の正常な運動学に沿った評価が必要なのです。つまり、各関節の正常な動きを知っている必要があります。
個別性につなげるためには?
最終的には、患者さん・利用者さんの状態に合わせた個別性のあるADL指導をしないと生活の中では自律できなくなります。
そのために必要なのが、正常な関節の動きを把握しつつ、なるべくその動きに近い動作を練習していくことです。
ここでの正常な動作に近い動作がそれぞれ個別で変化していきます。そのためには動作分析・評価の結果から考える力が必要となります。
どうすればその方にあった方法になるのか?それをとことん考えていきましょう!
療法士活性化委員会では
評価に必要な触診・アプローチ方法をbasicコースで
動作に必要な各関節の運動学をAssessmentコースで
個別性のあった動作指導をするための考える力をanalysisコースで
ご説明しております!
一度学んでみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
あなたも
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療法士活性化委員会
認定講師
作業療法士 加藤 淳