こんにちは!
リハビリの勉強は報われる。報われない勉強は勉強ではない。
と思っている理学療法士の林です!
今回は脊柱圧迫骨折の大腰筋を使った、評価・介入方法を紹介します!
圧迫骨折のリハビリをしているのに改善がみられない…
などと困っている方、いませんか?
きっとたくさんいますよね!
それは介入の仕方が悪いのかもしれません。
「じゃあどうやるんだよ!」というそこのあなた!
僕とともに、圧迫骨折の大腰筋の介入方法を学ぼうじゃありませんか(^_^)
圧迫骨折は、急性期や回復期、生活期でよくみる疾患なので、きっと必要な知識!
確認してみるべき!!なはず!!
では大腰筋の介入方法の紹介に移りましょう。
まず、大腰筋の介入によりもたらされるもの。
それは…
骨盤前傾、脊柱伸展、そして円背が改善し、
姿勢が良くなっていることを患者さん利用者さんが実感することで自信がつき、
モチベーションにアップして、
さらに動作・ADL訓練が早くできるようになります。
これは大切なことです!
そして、大腰筋は「脊柱を安定させる役割」があるため、大腰筋へ介入できれば体幹へのアプローチもより良くできるようになるのです。
つまり、まずはこの大腰筋への介入方法を身に付けるべきだと考えます。
ってここまで「大腰筋」という言葉をたくさん用いましたが、みなさん「大腰筋」はどんな風に考えていますか?
ポイントとして
【イメージ】 起始:Th12~L5椎体ならびに椎間板、全ての腰椎の肋骨突起
停止:大腿骨の小転子
【ランドマーク】 みぞおちと鼡径部の中点
【確認】 股関節の屈曲
【効果】 股関節屈曲の筋力改善
この4つが大切です。覚えておいてください!
大腰筋のイメージ
最初はこちらをチェックします。
①イメージする
大腰筋は腰椎から大腿骨へ付着しています、つまりどこの骨に付着しているか理解すること。そして走行をイメージすること。
これが大切になります。
イメージする、とは介入するにあたって場所がわかりづらいため、具体的な位置を確認するということになります。
②大腰筋がどこにあるのか確認し、働きやすい状態か考える
③腰椎の可動性、股関節の可動性、間にある骨盤の可動性を評価する
大事なことは、大腰筋が収縮しやすい状態なのか評価すること。
いつも評価していればリハビリの時に迷わずの考えられる。そうすることで介入部位も明確になりやすいです。
大腰筋のランドマーク
大腰筋をイメージした後に介入するためのポイントを絞るのが次の段階。
その介入を具体的にしやすくするため、先ほどまでの流れからすると
・「大腰筋をイメージ」・「腰椎、股関節、骨盤の可動性」・「評価を行う」
という風になります。
その次は、
①みぞおち(剣状突起)を確認
②上前腸骨棘(以下ASIS)を確認
ASISは腹部の押して一番高い位置にある。逐一確認することでしっかり触診ができているかがわかる。
③恥骨結合を確認し、ASISと結ぶ線(鼡径靭帯)を確認
恥骨は触診しにくいため相手に触ってもらうといいです。
④みぞおちと鼡径靭帯の中点を結ぶ線を確認
起始と停止の関係からから、ここの線上に大腰筋があると思われます。
体格によって触診する圧を変えるなどして帳尻を合わせる。
この段階で大切なのは、「分からない」ことを恐れすぎないこと。
あまりにもランドマークの確認焦ったりするとかえって結果的に触診できなくなってしまうことがあります。
なので、ある程度は割り切りの気持ちをもって、おおよその位置を意識しながら確認することが大切です。
大腰筋の確認
最後に、
①大腰筋の触診する
腰椎に付着しているため、深く手を入れていく。
②股関節を屈曲する。
③大腰筋の膨隆を確認。
イメージ、ランドマークについては介入ごとに確認を行うことが大切。
④触れなかった時の要因を考える。
ここが肝となります!
なぜ?を繰り返し問い、できない要素を分析していきます。
⑤できた要因を突き止める。
悪いことを直すだけではなく、できたことを考えればもっと触診しやすいことも多いので、こちらも忘れずにお願いします。
大腰筋の効果
大腰筋の介入を行い、ADLに向けて繋げるのがここでのポイントになります。
例)
①寝返りの介助量軽減
②立ち上がりでの骨盤前傾が改善
③歩いている時のつまづきが改善
日常生活や、仕事や趣味などにより、困っている動作は異なりますので問診も忘れずにしてください。
以下が実際の大腰筋の介入方法となります!!
最初はイメージしづらいし、うまくできないかもしれませんが
闇雲に突っ走るよりははるかに早く成長できるはず!!
一緒に挑戦してみましょう(^O^)/
そしてそして!!
リハビリを上手くになりたい!患者さん利用者さんに感謝されたい!!
なんていうそこのあなたに朗報!
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