患者さんの個別性を考えるうえで、男女関係なく必要な『女子力』『基礎力』[療法士に必要なセルフエクササイズの考え方~その72~]

患者さんの個別性を考えるうえで、男女関係なく必要な『女子力』『基礎力』[療法士に必要なセルフエクササイズの考え方~その72~]

こんにちは! モーションアナライシスコース講師の吉田頌平です。

療法士という仕事柄、いろんな方々とお話しする機会があります。
それこそ老若男女、若さ猛々しいこともありますし、ご妙齢ならではの渋さにも対応する必要があります。

学生の頃や1年目のときはどうすればよいのかがまったくわからず、バイザーや先輩療法士から「女子力が足りないッ!」とよく言われていました。

この頃は女子力の重要性がチンプンカンプンでしたが、実は性別に関係なく、女子力はとても大事です。
なぜなら、女子力を発揮できることで、患者さんの生活を理解し、自分らしく生活することに必要な要素を考えられるようになるからです。

奥さんからは「私より主婦じゃん!」といわれ、女子力があるのかないのか微妙なレベルの私ですが、当時を振り返ってみると、「そもそも患者さんの状態を把握するのに精一杯すぎて、もう女子力とか考える余裕なさすぎるんですけど」って状態になると女子力が発揮できなくなるんだなってことに気づいたので、特に女子力が発揮できなくなるポイントを3つ紹介したいと思います。

女子力ってなんだ??


まず、女子力ってなんだ?ってことなんですが、ここでは「トーク力(とーくりょく)」と定義します。 

トークの内容やタイミングは患者さんの年齢層によって結構変わります。

おしゃべりを聞いてくれるのが好きなのか、最近の若いモンの流行を知りたいのか、プリキュアや超サイヤ人ブルーが好きなのか…話題って豊富ですよね。
しかも、今のタイミングで、この話題を振ってもいいものか…タイミングも重要です。

施設の特性上、患者さん・利用者さんの年齢層は絞られることはありますが、ご年配の方になると「お孫さんの話」「自分の趣味の話」は話題に上がりやすいと思います。

お孫さんの話から、『実は今、おうちじゃこんなことをしてるみたいでね…一緒に孫とこんなことして遊んでみてやりたいんじゃよ〜ホッホッホ』なんてデマンドがぽろっと出てきたりしますから、女子力ってめちゃめちゃ大事です。

女子力を発揮できるようになるには?


さて、臨床で女子力発揮がいかに大事かってことをお伝えしましたので、ではどうやって女子力を発揮したらいいのかってことに移ります。

私の場合、「そもそも患者さんの状態を把握するのに精一杯すぎて」女子力を発揮できなくなることが多かったです。

どっから介入しようか…
なんか、お尻の後ろが痛いって言ってるな…
ん?大臀筋が痛いのか…梨状筋が痛いのか…??
どうやったら、痛みをやわらげられるんだ…???

もう、こんな状態だったわけです。

ADLとか生活のこととか考えなくちゃいけないことはわかってるんですが、患者さんのいまの状況がどうやったら良くなるのかを考えるのに精一杯だったんですね。

患者さんのいまの状況がどうやったら良くなるのかを考えるときにつまづいた原因は、特に以下の3つでした。

触診ができない

ランドマークが見つからない。
関節の動きがイメージできない。

こうなると、自分が何をしたかったのかさっぱりわからなくなる可能性・大です。

実習のころ、肩甲棘と肩峰を触診できず、肩甲骨の上方回旋をイメージできなくて、何にも評価できずに20分が終わってケースバイザーの先生にこっぴどく叱られました…ホントに触診って大事です!

評価の精度も下がるので、次回の介入方針も立てられず、負のスパイラルの入り口につながります。
この時、患者さんの目を見ることは恐怖でしかありません。  

アプローチ方法と評価方法がわからない

触診はできたけど、どこが問題なんだ?
促通ってどうやったらいいんだっけ?

新人の頃は、先輩がやってる内容を見よう見まねでやってみようとするんですが、そもそも評価とアプローチのベースになる「解剖イメージと運動学の基礎」が頭に入っていて、知識と実技を組み合わせて促通効果が生まれることにきづいてませんでした。

こうなると、患者さんの話どころか、患者さんの顔を見る余裕すらなくなります。
かわりに局所をじっくり観察する時間が長くなるので「あ、足の内果にホクロがある人だ」なんて変わった方法で患者さんを覚えるクセが出てきます。

動作分析ができない

触診ができて、関節部位へのアプローチもできるようになってきたけど持久性がない…
自分ひとりでADLを行える段階へ、なかなか進まない…

筋力はあるのに、関節は動かせるのに、どうして動けないのかがわからなくなります。
この状態になると、「このひと、甘えてるだけなんじゃないのか…?」などと変に患者さんを疑いやすくなります。

プラットホームでちょっとずつ患者さんと話せるようになってきますが、訓練と生活が分断された状態の会話が続きやすくなるので、 最終ゴールを意識して継続的な介入プログラムを組み立てるのが難しいと感じる時は、動作分析がうまく行えていないことが多いです。

…と、吉田の恥ずかしい記憶をたどりながら女子力を発揮できなかった原因を考えてみると、こんな感じでした。  

まとめ

中堅にさしかかったおっさんなりに、臨床で求められる女子力について考えてみましたが、いかがでしたか。

私個人が感じていた、患者さんの個別性を理解する時につまづきやすいポイントを3つに分けて紹介しました。

療法士の王道である3つの基礎力があって、これらを土台に患者さんの個別性を少しずつ理解して対応できるようになる、ということが多いかなと思います。

あと悩んでしまったら女子力高めな同僚や先輩にフィードバックをもらってみるのもよいと思います。女性の感性というか、感覚というものは絶対的に女性じゃないとわからない部分があると思っています。

療活のスタッフはみな女子力高めなので、スタッフにご相談いただくのもアリですよ^^

ぜひいろいろ試してみて高女子力な療法士になりましょう。

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