みなさん、こんにちは!
理学療法士の林です。
先日、7/11に開催した臨床の相談会を開催しました。
今回の相談内容は、
・肩周囲筋の触診
・肩甲上腕リズムの評価方法
・臼蓋上腕リズムの評価方法
・多裂筋の促通
・肩から全身への評価手順
・胸郭の評価とアプローチ方法
を復習、確認をしたいとのことでした。
1人は現在Assessmentコースを修了し、Analysisを受講予定
1人は現在Assessmentコースを受講中の方でした。
研修会後のリハビリでは、、、
受講中は完璧に覚えたと思っても意外と臨床では上手くできない。
患者さん、利用者さんによっては研修会通りにできない。
そもそもどんな場面で使っていいか分からない。
僕もたくさん経験しました。
でもそんな時は実際に臨床で活用している人に相談すると解決できることがあります。
では実際どんな内容をやったのかポイントを絞ってご報告したいと思います!
1、触診の復習
Basic・Assessmentでは触診をベースにした評価・アプローチを行います。
この日は内容を確認したいとのことでした。
具体的には、
・棘下・肩甲下・小円・大円・広背・大胸筋
・肩甲骨外側縁、多裂筋
の触診を確認していきました。
アプローチや評価を行う上でまず必要な内容になりますね。
2、運動学の復習
評価・アプローチのために触診を確認した後は、
評価結果からどんなことが解釈できるか確認していきました。
具体的には
・肩甲上腕リズムが遅れている・早く出ている場合は?
・臼蓋上腕リズムにおいて2nd内旋が制限として考えられる筋は?
・臥位で肩屈曲180°だが、座位では120°の考えられる機能低下部位は?
などがありました。
評価結果から色んなことが考えられますね。
その患者さん、利用者さんに合わせてアプローチしていきたいですよね?
3、上手くアプローチできない人には?
今回は
・多裂筋の促通が上手くできない患者さん
・胸郭の評価・アプローチをどう活かすのかか
について考えました。
多裂筋の促通をしようにも円背や骨盤後傾で固まっている方はなかなか上手くできないですよね。
また胸郭って動作にどう影響するのか分かりにくいですよね。
どう考えるのかを今回は具体例を用いて考察しました。
多裂筋の促通について以下のように考えました。
1、そもそも多裂筋の促通前に付着している関節の可動性はどうか
2、そもそも多裂筋の不全はないのか
3、多裂筋を促通して患者さんにどうなってほしいのか
円背姿勢や骨盤後傾を治すのは大切ですが、
ADL何が困っていてどうなりたいのかも確認するとリハビリがより充実すると思います!
胸郭の評価とアプローチでは、
1、胸郭の可動性が低下していることで体幹伸展の可動性が低下する
2、胸郭は肩甲と関節を構成しているため、肩関節へ影響が出る
3、歩行時の体幹回旋の阻害因子となる
可能性があると考えました。
意外と胸郭って呼吸以外にも影響があるんですね~
患者さん、利用者さんの状態によっては様々な考えができると思います。
そのためには普段の居室での過ごし方や生活習慣の聴取をすると円滑にいくことが多いです。
4、まとめ
評価は患者さん、利用者さんの問題点を把握するために必要です。
またアプローチできないと患者さん、利用者さんの体を改善することができません。
その中で必要になるのが解剖のイメージと実際に触診できることだと思います。
僕も何度も確認して勉強してきました。
何年たっても勉強は必要です。
ただ一人でやるのは大変だと思うのでよければ一緒にやりませんか?
>>>「臨床の相談会」<<<
療法士活性化委員会
認定インストラクター
林 凌磨
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