『早く歩けるようになって家に帰ってやりたいことがあるのよ』

【触診が苦手な方限定】関節・筋の触診セミナー基礎編

みなさんこんにちは、療活の大塚です。
療法士活性化委員会 大塚療活してる?

『早く歩けるようになって家に帰ってやりたいことがあるのよ』

忘れもしない、僕が介護士として老健で働いていた時にある利用者さんに言われた一言。
これが僕が療法士を目指した原点かもしれません。


大学受験に失敗し、老健で介護職員として時給800円で働いていた。


当時の僕は利用者さんからは割と慕われていて「大塚君が勤務だといいな」と言われていました。
そんな中ある利用者さんから先ほどの言葉を言われました。
『早く歩けるようになって家に帰ってやりたいことがあるのよ』
そして

『お兄ちゃん、何とかしてよ』

何もできないことに申し訳なく思い、そして悔しかったのを覚えています。
そしてなんとかできるように理学療法士を目指しました。


養成校では落ちこぼれでした。


なんとかしたい!という思い出入った養成校。
しかし初めて習う筋肉の起始・停止、脳神経、200を超える全身の骨。
解剖学・運動学は赤点、触診の授業はほぼ影に隠れて存在を消していました。


驚異の結果を残した評価実習


学校での基礎ができていない中での評価実習。歩行分析をしてもどこをみていいかわからない。
当時の歩行分析は「歩けてます」の5文字のみ。最終発表したレポートは表紙を含めて5枚でした。


なんとか卒業しても評価ができていないと言われ続けた新人時代


最初の就職先では症例発表をするのが新人の決まり。でも発表するたびに「評価ができていないね」と言われることがほとんど。でもなの評価ができていないのか?がわからない。

だって可動域や筋力はちゃんと測定していたし、動きもみていた。
今思い返すとそのときできていなかったのは質的な評価だった気がします。発達,on elbow


評価はできているはず、環境が悪んだ!と考え整形外科に転職。そしてまた挫折。


患者さんがよくならないのは療養型という病院のせいだ!と考えて整形外科に転職した臨床3年目。
相変わらず患者さんの受けはいいけど、状態の改善はできない。しまいにはこんなことを言われてしまいました。
「大塚先生に会うのは楽しいんだけど、このまま通って、体は現状維持していかなきゃだよね。」発達、坐位、両手支持

僕は評価だけでなく、アプローチ方法も知らないことに気づきました。
まず結果を出すことの大切さと、人としての生き方を教えてくれたのは国際統合リハビリテーション協会でした。


リハ室ではいいけど、次来た時は戻ってる。


結果を出す方法を知った僕は患者さんもどんどん良くなり、指名までいただくように、「俺が見れば治る」と完全無双状態で天狗になっていました。

でも

「よくなってるのにまだ通う」

ってことは根本的に良くなってない。
天狗になっている自分がめっちゃ恥かしくなってきました。

そもそもリハビリの目的は「社会復帰」
通ってもらって良くなることじゃなく、自分でもコントロールできるようになってもらうこと。
ここに気づいてセルフケアを指導するようになりました。


セルフケアやってもらえない問題


セルフケア指導してもやってくれない。リハ受けて、良くなって、家に帰ってまた戻って、またリハ行って。
この繰り返しにいい加減仕事がつまらなくなり、このまま療法士続けていいのか本気で悩みました。
そんな時一人の患者さんがくれた言葉がもともと僕がやりたかったことを思い出させてくれました。

「リハビリ来るようになってからさ、昔みたいに横浜まで買い物に行けるようになったんだよ。それが嬉しくってさ、遠くに買い物行くの好きなんだよね。」


やりたいことができるようになんとかしたかった。


僕が療法士を目指したのは「セルフケアをやってもらう」為ではなく、「やりたいことをやってもらう」為だったのをこの患者さんの言葉と笑顔で思い出しました。


やりたいことをやれる“人生をデザインする”


僕は療法士の仕事は“人生をデザインする”ことだと思います。
触診・評価・アプローチ・セルフケアなどはその時手段の一つです。
でも僕はこの療法士の土台である【触診・アプローチ】【評価・促通・ADL】【動作分析・運動療法・セルフケア】の基礎でつまずいたために、臨床はうまくいかず、大事なことに気づくまで10年もかかってしまいました。

僕と同じように悩んでいる人、つまづいている人を一人でも減らしたい。そして一人でも多くの患者さん、利用者さんを笑顔にしてもらいたい。

僕がつまずいた原因は土台となる基礎ができていなかったことに加えて、相談する仲間・一緒に成長する仲間がいなかったことが大きな原因です。

  • 基礎から楽しく学べる
  • 一緒に学べる仲間がいる

そんな場所が欲しいと思って始めたのが療法士活性化委員会です。

療活には基礎から楽しく学べる場所があります。


 

 

 


受講生もスタッフも一緒に学ぶ仲間がいます


 

 

 

 


信頼される療法士になるための土台を楽しく作る


沢山の人たちのお陰様で、療法士活性化委員会は今日、発足して3年を迎えました。
ご参加いただいた療法士はのべ1,700名を超えています。

これからも療活は“人生をデザインする”の理念のもと、信頼される療法士の土台を楽しく作ることを続けて行きます!

そして沢山の患者様、利用者様の笑顔を引き出してください!

一緒に療活しませんか?信頼される療法士の土台を楽しく作る。療法士活性化委員会このブログの感想をレターでもらえるととっても喜びます。
応援・批判どちらも受け付けています。
>>>大塚久のレターポット

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