こんにちは! モーションアナライシスコース講師の吉田頌平です。
座ってあぐらをかくように足を引きつけて、
靴下を履いたり、足を洗ったり、足の爪を切れるように
利用者さんとどうリハビリを進めていますか?
股関節のうごきに注目しがちですが、
足部ケアのときの座位もけっこう重要だったりします。
今回は、座位に注目して
靴下を履く・足を洗う際の分析ポイントを
整理していきます。
足部ケアを行う際の座位とは??
足部のケアを行う際、以下のように
足を引きつける方法をお伝えすることを前提にすすめていきます。
この動きを、大まかに分解すると
3つの要素が含まれていると考えられます。
・座位を保つこと
・股関節を屈曲・外旋・外転すること(= 開排動作)
・足部に触れること
足部ケアを行ううえで「座位を保つ」とは
具体的にどういうことでしょうか??
純粋に「座る行為」としてとらえると、こう考えると思います。
・座位を保つ → (身体が左右前後に崩れないように)座る
さきほどの3つの要素を言い換えてみますと、
・身体が左右前後に崩れないように座る
・股関節の屈曲・外旋・外転を組み合わせた動き(開排動作)をする
・足部に触れること
このような要素があると考えられます。
ここからは、股関節・体幹に注目して
足部ケアの座位を考えてみたいと思います。
足部ケアに活用される体幹
個人差はありますが
座位で股関節を屈曲していくと、骨盤は後傾しやすくなります。
座位を保つときには、骨盤を前傾することを意識するかもしれませんが
座位で足部のケアを行う場面では
骨盤は後傾しやすい、と考えるほうが現実的かと思います。
骨盤を後傾してすわると、後方に倒れやすくなりますので
足部ケアにおける座位を保つことは
・座位を保つ → (特に、身体が後方に崩れないように)座る
とも言えそうです。
まとめますと、
『股関節を屈曲・外旋・外転して骨盤が後傾しても、
特に後方へ崩れずに座ることができるか?』
が、足部ケアに求められる座位、と表現できるんじゃないかと思います。
まとめ
開排動作で足部ケアを行う場合、座位を保つことは
『股関節を屈曲・外旋・外転して骨盤が後傾しても、
特に後方へ崩れずに座れること』
とも言える、とお伝えいたしました。
ここで大切になるのが、体幹の屈曲なんですが
少し長くなってしまいそうなので
次回、お伝えいたします。
「足はなんとか持ち上げられるんだけど、
足に手が届かなくて…」
と悩まれている方がいらっしゃいましたら、
ぜひ体幹の動きに注目してみてください。
『自分で靴下が履けるようになりたい』
『爪切りができるようになりたい』と困ってる方に
少しでも貢献したいと考えているあなたのお力になれたら幸いです。
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【 内 容 】
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座位・立位で肩を屈曲するために必要な、腹部~肋骨・胸骨~肩甲骨の動きのつながり方
安定して動けるために欠かせない、股関節と骨盤帯のつながり
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Basic・Assessmentの内容を、実戦形式で復習することにもなりますので
実技の面でもレベルアップします。
次の一歩へ進むために、まずは自分の動きを噛み砕いて分析してみませんか?
療法士活性化委員会 認定講師 吉田 頌平
【療活講習会一覧】
”信頼される療法士になるための土台を作る”>>>療活してる?
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