毎週木曜日は国家試験の問題と解説をしてきます!!
*あくまで療法士活性化委員会としての解説なので確実な正答を保証するものではありません。必ず自分で調べましょう!
第55回理学療法士国家試験 午前 第11問 解説!
問 図のような移動(シャフリング)を乳児に促す姿勢や運動で最も適切なのはどれか。
- 椅子座位
- 起き上がり
- 寝返り
- 背臥位
- 腹這い
解答
1
解説
まずシャフリングについて
こちらは坐位が取れる子がハイハイの代わりに移動手段として行うものです。
場合によってはハイハイをせずにこのままつかまり立ちに移行する子もいるみたいです。
一般的な発達ではないですが珍しいことではなく、個性的ですが、異常ではないようです。
坐位〜つかまり立ちなので7ヶ月〜9ヶ月くらいまのでの間で見られると思います。
発達段階について
- 椅子坐位
- 起き上がり
- 寝返り
- 背臥位
- 腹這い
発達段階でみるとこの5つの選択肢では2〜5は6ヶ月までに獲得、坐位での移動は役8ヶ月なのですでに坐位で移動している問題の対象者には一番段階的に上の椅子坐位を促すのが正解と考えます。
これを臨床で活かすには?
発達段階は段階を飛ばして発達するその先の動作をどこかで代償して行うようになります。これを成人のリハビリに応用すると例えば立位が不安定な場合は発達の一つ前の段階に戻って起立や坐位からみてみる、坐位が不安定な場合はその前の四つ這いや寝返りから見てみるといった形で動作の段階付けに活かすことができます。
動作を段づけて獲得していくことで、余計な代償動作を誘発することがなくなっていきます。発達段階をもう一度見直してみましょう!
今回の協力者
- 高櫻侑木子さん
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