みなさん、こんにちは!
理学療法士の林です。
2020/6/21に「肩関節疾患の評価とアプローチ」を開催しました!
肩関節疾患って疼痛や関節可動域制限が困りますよね?
「ROMexではなかなか可動域が改善しない」
「疼痛がいつまでたっても残ってしまう」
「更衣動作がなかなか上手くできない」
僕も大変悩みました。
今回は療活のコンセプトに基づいて
●肩関節疾患のアプローチ
●肩関節疾患の評価
●肩関節疾患の病態
についてみなさんと学んでいきました。
今回はポイントをまとめて紹介していきたいと思います!
●肩関節疾患のアプローチ
アプローチは
・関節モビライゼーション
「肩甲胸郭関節」「肩甲上腕関節」
・筋膜のリリース
「棘下筋」「大腰筋」
・運動療法
「肩関節屈曲」「リーチ」「リーチング」を実施していました。
肩関節以外をみる理由は大腰筋は姿勢保持に影響するからになります。
骨盤や腰椎へ作用するため間接的に肩関節の運動に変化をもたらします。
アプローチの順番は
1、関節を動かしやすい状態にする
2、筋を動かしやすい状態にする
これでも変わらない時は・・・
3、運動による学習
を行います。
そしてアプローチで最も大切なのは、
アプローチする部位が触れられることです。
つまり触診になります。
例えば、
肩甲胸郭関節のモビライゼーションするのに肩甲骨が触れれば上手くできそうじゃありませんか?
●肩関節疾患の評価
最初に寝返り動作を確認しました。
理由としてADLでは結髪、結帯、家事など様々な方法がありますよね?
それぞれのやり方では動作ができているか分かりません。
なのでパターンが決まっている寝返りを行います。
次にスクリーニング検査によっておおよその問題点を把握していきます。
ポイントは肩屈曲の運動学に沿って考察していきます。
また肩関節を構成する肩甲骨の可動性をみるのに
肩甲胸郭関節・・・「Scapula movement test」
こちらは肩甲骨を挙上、下制、内転、外転を行い可動性をみていきました。
もしモビライゼーションを行っても改善しない場合は「〇骨」に問題がありましたよね?
そして「肩甲上腕関節」・・・Load and shift test
ある部位がついてきてしまうと可動性が低下していました。
上腕骨の結節と関節面の方向がポイントになりました。
関節の可動性を確認したら筋の状態も確認していきます。
今回は「棘下筋」・・・45°外転テスト
「大腰筋」・・・屈曲テスト、骨盤前傾テスト
などを実施しました。
どちらもMMTというよりは左右差をみていくと機能低下が判別できましたね。
●肩関節疾患の病態
「肩関節周囲炎」
「上腕骨近位端骨折」
「鎖骨骨折」
など代表的な肩関節疾患を紹介させて頂きました。
共通ポイントとなるのは
1、対処法(服薬、手術)
2、回復過程
でしたね?
その中でも療法士が炎症や骨癒合に合わせたリハビリを提供することが大切です!
今回は疾患に共通したポジショニングもご紹介させてもらいました。
ポジショニングでは肩に疼痛がある方が取りやすい姿勢を例に考えていくことが望ましいです。
●肩関節疾患のまとめ
- まずはアプローチ方法を知る
→変化を出せないと評価が合っているか分からない! - アプローチ部位を決めるために評価をする
→アプローチを知っていても評価できないと問題点が分からない! - アプローチ、評価をするためには疾患事のリスク管理を行う
僕もまだまだ勉強途中です。
それでも患者さん、利用者さんのためにも
一緒に頑張っていきましょう!!
療法士活性化委員会
認定インストラクター
林 凌磨
その他の整形疾患のリハビリを効率的に行いたいと思った方はこちら>>>膝関節疾患に対する評価とアプローチ
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