みなさん、こんにちは!
整形外科クリニック勤務、理学療法士の林です。
今回は2020/8/16に行った「膝関節疾患に対する評価とアプローチ」の開催報告をします。
私は以前は回復期病院に勤め、現在は整形外科クリニックに勤務しています。
なので人工膝関節置換術後や変形性膝関節症、前十字靭帯損傷後のリハビリを担当することが多いです。
その中で臨床をする中で感じる疑問は
・「どんなアプローチをすればいいのだろう」
・「評価って何をすればいいのだろうか」
・「リスク管理はどうするの?」
そんな事を悩むと思います。
今回は多くの療法士が悩む
- アプローチ、運動療法
- 評価
- リスク管理
についての考え方や方法を皆さんと勉強していきましたのでご紹介していきます。
【目次】
1、アプローチ、運動療法
2、評価
3、リスク管理
4、まとめ
1、アプローチ、運動療法
局所のアプローチ
- 脛骨大腿関節のモビライゼーション
- 距腿関節のモビライゼーション
- 膝窩筋のリリース
- 大腰筋のリリース
まず上記の4つを行い関節、筋が動きやすい状態を作りました。
アプローチは骨や筋を触診できないと効率が落ちてしまうので注意していきましょう。
患者さん、利用者さんは身体の動き方を忘れている場合があります。
なのでこの後に運動療法を行っていきます。
運動療法
- クワドセッティング
- スクワット
を行いました。
運動療法もアプローチも闇雲に行っていては時間が足りません。
部位や運動内容を絞るためには評価が必要となってきます。
2、評価
- 歩行
- 立位姿勢
- スクワッティングテスト
- 機能評価、運動評価
上記の順番で評価することで
患者さん、利用者さんの動作障害の原因や問題点が把握できます。
このいずれかを飛ばしてしまうとどんなところに上手くいっていないのかが分かりません。
ぜひチェックしてみてください!
またアプローチ、運動療法や評価をしても悪くさせてしまっては意味がありません。
そのためにも疾患事のリスク管理が必要となってきます。
3、リスク管理
変形性膝関節症
関節の変形をX線をみて事前に確認し、変形の程度によってどの程度改善の余地があるかを確認し、適切なリハビリをおこなう。
>>>変形性膝関節症のリスク管理
人工膝関節置換術後
まず抑えておきたいリスクとして深部静脈血栓症のの予防が必要です。また手術時に膝蓋骨を外側に避けて行うため、大腿四頭筋の筋力低下などが認められるときがあります。
>>>人工膝関節置換術後のリスク管理
前十字靭帯損傷
術式が大きく分けて2つ(STG、BTB)あり、術後の活動量に大きな差はないが、それぞれの術式で侵襲した部位の特性による回復過程に違いがみられる。
>>>前十字靭帯損傷のリスク管理
4、まとめ
- 改善するためにアプローチ、運動療法行う
- 問題点を把握するために評価をする
- 悪くしないために疾患のリスクを知る
実践するのは難しいかと思いますが、
明日から1つでも行うことで患者さん、利用者さんの笑顔を引き出していきましょう!
[デモンストレーション]
さらに一緒に深く学びたいと思う方はこちら
>>>「評価・アプローチのための触診セミナー」<<<
療法士活性化委員会
認定インストラクター
林凌磨
記事の目次ページへ →
この記事が「おもしろい!」「為になった!」と思ってくださった方は、ぜひ「シェア」や「いいね!」をお願いします!!
今すぐ「いいね!」ボタンを押して「療法士のためのお役立ち情報」をチェック!
↓ ↓ ↓ ↓